Yahoo!ニュース

ベッツ、大谷、フリーマンが「出塁率4割トリオ」を結成すれば、今世紀3組目。3人とも前年は4割以上

宇根夏樹ベースボール・ライター
デーブ・ロバーツ監督(左)と大谷翔平 Dec 14, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 昨年、規定打席に到達し、出塁率4割以上を記録した選手は7人いた。今年、彼らのうちの3人は、チームメイトとしてプレーする。

 フレディ・フリーマンムーキー・ベッツを擁するロサンゼルス・ドジャースに、今オフ、ロサンゼルス・エンジェルスからFAになった大谷翔平が加わった。2023年の出塁率は、フリーマンが.410、ベッツが.408、大谷は.412だ。

 あとの4人は、いずれも違うチームにいる。.416のロナルド・アクーニャJr.はアトランタ・ブレーブス、.410のホアン・ソトはニューヨーク・ヤンキース、.410のヤンディ・ディアズはタンパベイ・レイズ、.401のブライス・ハーパーはフィラデルフィア・フィリーズだ。ソトは、今オフのトレードで、サンディエゴ・パドレスからヤンキースへ移籍した。

 また、彼らを含め、2023年に出塁率.380以上(400打席以上)は16人を数えるが、そのうちの3人が揃っているのも、ドジャースだけ。他のチームは、多くても2人だ。

 現時点において、「出塁率4割トリオ」を結成する可能性が最も高いのは、フリーマン、ベッツ、大谷の3人と見ていいだろう。

 今世紀の「出塁率4割トリオ」は、2組しかいない。1組目は、2004年のセントルイス・カーディナルスで、ジム・エドモンズが.418、アルバート・プーホルスが.415、スコット・ローレンは.409を記録した。2組目は、短縮シーズンだった2020年のブレーブスで、こちらは、フリーマンが.462、マーセル・オズーナが.431、アクーニャJr.は.406だ。1チームに4人以上は皆無。ちなみに、昨年のフリーマンとベッツのような「出塁率4割デュオ」は、20組以上を数える。

 なお、1999年のクリーブランド・インディアンズでは、「出塁率4割クインテット」が結成されている。見落としがなければ、1シーズンに同じチームの5人が出塁率4割以上は、20世紀の最多だ。

 2023年に出塁率4割以上を記録した7人、2020年のブレーブスと2004年のカーディナルスの「出塁率4割トリオ」、1999年のインディアンズの「出塁率4割クインテット」は、以下のとおり。

筆者作成
筆者作成

 1999年のインディアンズは「出塁率4割セクステット」に近かった。出塁率4割以上の5人、マニー・ラミレスジム・トーメイロベルト・アロマーデビッド・ジャスティスケニー・ロフトンに、オマー・ビスケルが出塁率.397を記録した。8月30日を終えた時点で、ビスケルの出塁率は.401だった。

 ドジャースの3人については、こちらでも書いた。

「MVPを3人擁するのはドジャースだけ!? ベッツ、フリーマン、大谷」

「ドジャース打線の1~3番は、ベッツ、大谷、フリーマンなのか。大谷とフリーマンはどちらも左打者」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

宇根夏樹の最近の記事