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4試合続けてホームランを打ち、両リーグ単独トップに立つ。さらに長い6試合連続ホームランの選手も

宇根夏樹ベースボール・ライター
ホルヘ・マテオ(手前)とガナー・ヘンダーソン May 20, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 5月20日、ガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)は、シーズン16本目のホームランを打ち、本塁打ランキングの両リーグ単独トップに立った。

 5月17日以降の4試合は、いずれも、ホームランを1本ずつ打っている。それまでは、2023年6月10日~13日と先月15日~17日の3試合連続ホームランが最も長かった。

 ア・リーグで7本塁打以上の選手は、以下のとおり。

筆者作成
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 シーズン全体の本数は、ヘンダーソンより6本少ないものの、ラファエル・デバース(ボストン・レッドソックス)のストリークは、ヘンダーソンより長い。5月15日から、6試合続けてホームランを1本ずつ打っている。

 その前は、ホームランとホームランの間が、少なくとも5試合は空いていた。また、昨シーズンまでの自己最長は、2021年4月8日~13日と2022年6月11日~15日の4試合連続ホームランだった。

 レッドソックスは、5月20日と同じく、21日と22日もタンパベイ・レイズと試合を行う。デバースは、21日の先発マウンドに上がるザック・リテル(レイズ)から、16日にホームランを打っている。その前日に、ストリークのスタートとなったホームランは、レイズのリリーバー、フィル・メイトンからだ。

 6試合以上の連続ホームランは、デバースが史上36人目。彼らのうち、ダニエル・マーフィーは、2015年のポストシーズンで6試合続けてホームランを打った。

筆者作成
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 この36人には含まないが、昨シーズン、ジョー・アデル(ロサンゼルス・エンジェルス)は、4月にAAAで6試合連続ホームランを記録した。今シーズンは、開幕からメジャーリーグでプレーしていて、5月20日にシーズン9本のホームランを打った。過去4シーズンは、メジャーリーグの計178試合で18本塁打。シーズンごとに分けると、2022年の88試合で8本塁打が最も多かった。

 ナ・リーグでは、マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)が、5月20日に2本のホームラン――1試合2本塁打ではなく、ダブルヘッダーの1試合目と2試合目に各1本――を打ち、13本塁打の大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)を追い抜いた。

 前日を終え、ナ・リーグで7本塁打以上の選手のうち、5月20日に本数を増やしたのは、オズーナしかいなかった。

筆者作成
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 オズーナについては、こちらで書いた。

「オズーナがダブルヘッダー2試合目もホームランを打ち、大谷を追い抜く。本塁打も打点も単独トップに」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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