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オズーナがダブルヘッダー2試合目もホームランを打ち、大谷を追い抜く。本塁打も打点も単独トップに

宇根夏樹ベースボール・ライター
マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)May 20, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 5月20日、マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)は、ダブルヘッダー1試合目の3回裏に続き、2試合目の5回裏も、ホームランを打った。シーズン13本目と14本目だ。これにより、ナ・リーグ本塁打ランキングのトップにいた大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)に並び、追い抜いた。上の写真は、2試合目の3回裏らしい。この打席は、二塁打を記録した。

 打点も、ホームランと同様だ。前日が終わった時点で、オズーナは41打点。アレック・ボーム(フィラデルフィア・フィリーズ)と1打点差のナ・リーグ2位に位置していた。5月20日のホームラン2本は、どちらもソロ。こちらも、ボームに並び、上回った。

 ブレーブスは、ダブルヘッダーの1試合目と2試合目をどちらも終えた。一方、ドジャースの試合は、まだ始まっていない。フィリーズは、5月20日の試合がない。

 オズーナは、33歳のドミニカンだ。メジャーリーグ12年目の今シーズンは、4年6500万ドルの契約最終年。2025年は、年俸1600万ドル(解約金100万ドル)の球団オプションとなっている。このままいけば、ブレーブスは、オプションを行使するのではないだろうか。この金額は、今シーズンの年俸より200万ドル安い。

 オズーナのシーズン20本塁打以上は7度を数え、2017年は37本塁打、昨シーズンは40本塁打を記録している。この2シーズンは、それぞれ、124打点と100打点を挙げた。90打点以上のシーズンは、他にはない。

 タイトルは、本塁打王と打点王が1度ずつ。短縮シーズンの2020年に、18本のホームランを打ち、56打点を挙げ、二冠王となっている。2017年のホームランと打点の順位は、ナ・リーグ3位タイと3位。昨シーズンは、5位と13位だった。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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