岡本和真と村上宗隆は4年続けてリーグ本塁打トップ2にランクイン。2人揃って4年連続は史上初!?
岡本和真(読売ジャイアンツ)と村上宗隆(東京ヤクルト・スワローズ)の2人は、ここ4シーズンとも、セ・リーグ本塁打のトップ2にランクインしている。
2020年は、31本の岡本が1位、28本の村上は2位タイ。2021年は、ともに最多の39本。2022年は、56本の村上が1位、30本の岡本は2位。2023年は、41本の岡本が1位、31本の村上は2位だ。
2020年は、大山悠輔(阪神タイガース)が村上と同じ本数のホームランを打った。2019年は、36本の村上が3位で、31本の岡本は6位タイ。トップ2には、43本のネフタリ・ソト(横浜DeNAベイスターズ)と40本の坂本勇人(読売)が位置した。
1人の選手が4シーズン続けてリーグ本塁打のトップ2にランクインは、最長のストリークではない。ただ、岡本と村上のように、4シーズン続けて2人がトップ2は、見落としがなければ、1999~2002年(セ・リーグ)のロベルト・ペタジーニと松井秀喜に並び、最も長い。
この2組に次ぐ、3シーズン連続トップ2は、5組が見つかった。
計7組のうち、1954~56年の中西太と山内和弘、1965~67年の王貞治と江藤慎一、1972~74年の王と田淵幸一は、3シーズン連続のトップ2ではあるものの、3組とも、その間に2人の順位は入れ替わっていない。江藤は、他のシーズンも本塁打王を獲得することなく――首位打者はセ・リーグで2度とパ・リーグで1度――通算367本塁打を記録した。
1999~2002年のペタジーニと松井は、ペタジーニの日本プロ野球1年目から4年目まで、2人でセ・リーグのトップ2を占め、交互に本塁打王を獲得した。その後、松井は、2002年のオフにニューヨーク・ヤンキースへ移り、2003年はメジャーリーグで16本のホームランを打った。ペタジーニは、ヤクルト・スワローズから松井が抜けた読売へ移籍し、4位タイの34本塁打を記録した。
また、4シーズン連続ではないが、大杉勝男と長池徳二は、パ・リーグの本塁打トップ2に4度揃い踏みしている。1969年と1971~73年がそうだ。1969年は、41本の長池が1位、36本の大杉は2位だった。