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ここ3年の「オリックスvs.阪神」計9試合の打点トップ3は、佐藤輝明、大山悠輔、紅林弘太郎

宇根夏樹ベースボール・ライター
京セラドーム大阪 MARCH 3, 2017(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

 ここ3年に、オリックス・バファローズと阪神タイガースが顔を合わせた計9試合において、最も多くの打点を挙げたのは、佐藤輝明(阪神)だ。2021年が1打点、2022年が7打点、2023年は2打点。合計すると、10打点となる。

 5打点以上は、他に2人。大山悠輔(阪神)が9打点、紅林弘太郎(オリックス)は7打点だ。佐藤と同じく、大山も3年続けて打点を記録しているのに対し、紅林は2021年に7打点。1試合目に4打点、2試合目に1打点、3試合目に2打点を挙げた。その一方で、2022年と2023年の打点はなかった。

 ホームランは、佐藤と大山の2本が最多。佐藤のホームランは、2021年の3試合目と2022年の3試合目。大山は、2021年の3試合目と2022年の1試合目だ。紅林の1本塁打も、2021年の3試合目だった。両チーム合わせて3本塁打は、この9試合のなかで最も多い。他に複数のホームランが出た試合は、今シーズンの3試合目だけ。オリックスの頓宮裕真杉本裕太郎が、9回表に同点と逆転のソロ本塁打をそれぞれ打った。

 佐藤は、長打5本も最も多い。ホームランと二塁打が各2本と、三塁打が1本だ。大山の長打4本は、チームメイトの近本光司と並ぶ。大山は、ホームランと同じ2試合に二塁打も打った。近本は、二塁打3本と三塁打1本だ。

 9試合で計20打席以上に立った11人を出塁率の高い順に並べると、以下のようになる。

筆者作成
筆者作成

 なお、9試合の結果は、オリックスが4勝、阪神は5勝だ。オリックスの計25得点(1試合平均2.78得点)に対し、阪神は計35得点(1試合平均3.89得点)を記録している。

 もっとも、2022年の3試合は、阪神がオリックスをスウィープしたものの、その前後の2021年と2023年は、どちらもオリックスが2勝1敗と勝ち越した。この両年とも、各試合の白星と黒星は、オリックスの○●○だった。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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