昨年のドラフト全体1位がメジャーデビューへ。AAAの27.1イニングで45奪三振、防御率0.99
5月8日、ピッツバーグ・パイレーツは、11日にポール・スキーンズをAAAから昇格させ、その日の試合で先発投手として起用することを発表した。
スキーンズは、昨年のドラフト全体1位だ。今シーズンは、AAAで7試合に登板し、27.1イニングで奪三振率14.82と与四球率2.63、防御率0.99を記録している。対戦した延べ105人中45人から三振を奪い、打たれたホームランは1本だけ。4シームの最速は100マイルを超え、ゴロ率も高い。
パイレーツでは、3月30日に、ジャレッド・ジョーンズがメジャーデビューしている。こちらは、2020年のドラフト2巡目・全体44位だ。
ここまでは、7登板で41.0イニングを投げ、奪三振率11.41と与四球率1.10、防御率2.63。ちなみに、30イニング以上で防御率3.00未満のルーキーは、ナ・リーグに3人。ジョーンズ以外の2人は、41.2イニングで防御率1.08の今永昇太(シカゴ・カブス)と42.0イニングで防御率2.79の山本由伸(ロサンゼルス・ドジャース)だ。
ジョーンズの4シームも、スキーンズほど速くはないものの、100マイルに達する。スタットキャストによると、今シーズン、先発登板で100マイル以上が11球は、ハンター・グリーン(シンシナティ・レッズ)の18球とホゼ・ソリアーノ(ロサンゼルス・エンジェルス)の17球に次ぎ、3番目に多い(5月7日時点)。ソリアーノは、リリーバーとして記録した100マイル以上も含めると、32球となる。
順調にいけば、ここから数シーズンにわたり、パイレーツのローテーションには、2人の100マイル・ボーラーが並ぶ。
ジョーンズの次の登板は、スキーンズの前日、5月10日となりそうだ。どちらも、パイレーツと同じ、ナ・リーグ中地区のカブスを相手に投げる。