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日本シリーズが「阪神-オリックス」なら史上初。「阪神-千葉ロッテ」だと18年ぶり2度目

宇根夏樹ベースボール・ライター
京セラドーム大阪 MARCH 3, 2017(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

 阪神タイガースは、10月28日から始まる日本シリーズで、オリックス・バファローズ千葉ロッテ・マリーンズのどちらかと対戦する。現在、パ・リーグのクライマックス・シリーズのファイナル・ステージは、オリックスがアドバンテージの1勝を含む3勝、千葉ロッテは1勝だ。

「阪神-オリックス」は、日本シリーズ史上初のカードとなる(表記はセ・リーグ-パ・リーグ)。「阪神-千葉ロッテ」なら、2005年に続く2度目だ。18年前は、千葉ロッテが阪神をスウィープした。

 これまでの日本シリーズの対戦カードは、以下のとおり。

筆者作成
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 この他に、一方のチームが現在の12球団ではない日本シリーズが5度ある。1950年の「松竹ロビンス毎日オリオンズ(現・千葉ロッテ)」、1979~80年の「広島東洋カープ近鉄バファローズ」、1989年の「読売ジャイアンツ-近鉄」、2001年の「ヤクルト・スワローズ(現・東京ヤクルト・スワローズ)-大阪近鉄バファローズ」がそうだ。

 現在のセ・リーグ6球団とパ・リーグ6球団による、36通りの対戦カードのうち、3分の1の12カードは、まだ実現していない。「阪神-オリックス」は、そのなかの1カードだ。12カード中5カードは、2005年が創設1年目の東北楽天ゴールデンイーグルスを含んでいる。

 今年の場合、レギュラーシーズンが終了した時点では、「阪神-オリックス」と「横浜DeNAベイスターズ-オリックス」と「広島東洋-千葉ロッテ」の3カードに、日本シリーズ初となる可能性があった。

 なお、阪神が進出した過去6度の日本シリーズ中、半数の3度は同じ球団が相手ながら、1964年は南海ホークス、2003年は福岡ダイエー・ホークス、2014年は福岡ソフトバンク・ホークスだった。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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