読売ジャイアンツでもプレーした元メジャーリーガーが、ボールを強奪された少女にプレゼントを申し出る
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/unenatsuki/00371226/title-1697751322034.jpeg?exp=10800)
10月18日、ジェシー・バーフィールドは、Xにこう綴った。
「この少女の名前とアドレスを教えてくれたら、彼女にサイン入りバットとサイン入りボールを送るよ!」
上の動画を観てもらえればわかるように、ミニッツメイト・パークのダグアウトの前から選手が少女に向かって投げたボールを、女性が奪いとっている。しかも、ボールを手に入れた女性は、後ろの席の観客とハイ・ファイブを交わしている。
バーフィールドは、トロント・ブルージェイズ(1981~89年)とニューヨーク・ヤンキース(1989~92年)でプレーした。通算本塁打は241本。シーズン30本塁打以上は1度しかないが、1986年に40本のホームランを打ち、本塁打王を獲得している。1993年は読売ジャイアンツで104試合に出場し、26本塁打を記録した。
ただ、この少女は、もう少女ではない。バーフィールドの申し出にケチをつける気はないが、少女がボールを強奪されたのは、2011年のことだ。もしかすると、スーパー70sスポーツが動画をアップしたタイミングから、バーフィールドは最近のことだと思っているのかもしれない。
この一件の2年後に、FOXスポーツのベラ・カリーが書いた記事によると、ボールを投げ入れたのは、アリゾナ・ダイヤモンドバックスでプレーしていたホアン・ミランダだ。また、TVクルーが気づき、少女に代わりのボールをプレゼントしたという。
ちなみに、バーフィールドと同じく、ミランダも日本プロ野球でプレーした。2014年に北海道日本ハム・ファイターズで116試合に出場し、14本のホームランを打った。メジャーリーグでは、ヤンキース(2008~10年)とダイヤモンドバックス(2011年)の計111試合で11本塁打を記録した。ボールを投げ入れたこの試合では、2打席続けてホームランを打っている。