CSのファースト・ステージを勝ち上がるのは、近年の傾向どおりならセは横浜DeNA、パは千葉ロッテ
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クライマックス・シリーズ(CS)のファースト・ステージは、10月14日に始まる。セ・リーグは2位の広島東洋カープと3位の横浜DeNAベイスターズ、パ・リーグは2位の千葉ロッテ・マリーンズと3位の福岡ソフトバンク・ホークスが対戦する。
これまでの第1ステージ/ファースト・ステージで勝ち上がったチームは、どちらのリーグも、2位より3位のほうが多い。セ・リーグの勝者は、2位が6チーム、3位は9チーム。パ・リーグの勝者は、2位が7チーム、3位は8チームだ。
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セ・リーグでは、2016年以降の6度とも、3位のチームが勝ち上がっている。今年3位の横浜DeNAは、過去4度のファースト・ステージにおいて、3位として臨んだ2016年と2017年はどちらも2勝1敗で勝ち上がり、2位の2019年と2022年は、両年とも阪神タイガースに1勝2敗で敗退した。
今年2位の広島東洋は、9年ぶり3度目のファースト・ステージとなる。過去2度は3位――どちらも2位は阪神――だったので、2位としては初めてだ。2013年は勝ち上がり、2014年は敗退している。
一方、パ・リーグは、2018年以降、2位の勝ち上がりが4度続いている。ただ、そのうちの3度は、今年3位の福岡ソフトバンクだ。
福岡ソフトバンクは、過去7度の第1ステージ/ファースト・ステージにおいて、最初の2度(2007年、2009年)は敗退ながら、その後の5度(2012年、2016年、2018~19年、2022年)はすべて勝ち上がっている。レギュラーシーズンの順位は、最初の3度が3位、4度目以降は2位だ。
今年2位の千葉ロッテは、2年ぶり7度目の第1ステージ/ファースト・ステージとなる。過去6度のうち、敗退は2016年の1度しかないが、この年の相手は福岡ソフトバンクだった。千葉ロッテと福岡ソフトバンクが第1ステージ/ファースト・ステージで当たるのは、2007年と2016年に続き、今年が3度目。2007年は、千葉ロッテが勝ち上がっている。
なお、2位と3位のどちらかを問わず、1試合目に勝ったチームが第1ステージ/ファースト・ステージの勝者となる確率は、極めて高い。セ・リーグもパ・リーグも、黒星スタートから勝ち上がったのは、2チームずつ。2009年の中日ドラゴンズ(2位)と2017年の横浜DeNA(3位)、2017年の東北楽天ゴールデンイーグルス(3位)と2019年の福岡ソフトバンク(2位)しかない。