プロ13年目にメジャーデビューした選手が、3ヵ月後に解雇される。メジャーリーグでは6打数2安打
7月24日、ピッツバーグ・パイレーツは、ドルー・マッジを解雇した。
3ヵ月前の4月26日、マッジは、プロ13年目――マイナーリーグのシーズンが中止になった2020年を含めると14年目――にして、メジャーデビューを果たした。出場は3試合。最初の2試合は計4打数0安打に終わり、3試合目に初安打と2本目を記録した後、AAへ戻った。
メジャーデビューするまでとメジャーリーグ初安打については、それぞれ、こちらで書いた。
◆「マイナーリーグで通算1155試合に出場した33歳のメジャーデビューは実現するのか。昇格は2度目」
◆「プロ13年目のメジャーリーグ初安打。前日に降格となったが、特別ルールのおかげで…」
その後は、AAで28試合に出場し、打率.177(96打数17安打)と出塁率.262、0本塁打に終わっている。このスタッツもさることながら、パイレーツは、若手に出場機会を与えるため、34歳のマッジ――メジャーデビュー当時は33歳だった――を解雇したと思われる。なお、マイナーリーグ通算は、打率.252(3943打数995安打)と出塁率.347、45本塁打。メジャーリーグでは、6打数2安打。シングル・ヒットと二塁打を打った。
今シーズンのスタッツからすると、ここからマイナーリーグ契約を得るのも、難しそうな気がする。年齢もそう若くなく、このまま選手生活を終えてもおかしくはない。ただ、ピッツバーグ・ポスト・ガゼッタのジェイソン・マッケイが解雇を報じた記事によると、マッジは、パイレーツのファンとパイレーツに感謝するとともに、まだ終わっていない、トライし続ける、と語ったという。
独立リーグや他の国のリーグで、マッジは、プレーするのかもしれない。