エンジェルスの「15本塁打以上が3人」はア・リーグ最多タイだが、両リーグ最多のチームはその2倍
ロサンゼルス・エンジェルスでは、ここまでに3人が15本塁打以上を記録している(7月5日時点)。31本塁打の大谷翔平と18本塁打のマイク・トラウトに、15本塁打のハンター・レンフローがそうだ。
この人数は、タンパベイ・レイズと並び、ア・リーグでは最も多い。ナ・リーグを含めても、2位タイに位置する。
ただ、アトランタ・ブレーブスの15本塁打以上は、6人を数える。2位タイの2倍だ。29本塁打のマット・オルソンを筆頭に、オジー・オールビースが22本塁打、ロナルド・アクーニャJr.が21本塁打、マーセル・オズーナが17本塁打、オースティン・ライリーが16本塁打、ショーン・マーフィーは15本塁打を記録している。
オルソンの29本塁打は、ナ・リーグで最も多く、両リーグでも大谷に次ぐ。彼らに加え、エディ・ロザリオも、あと1本で15本塁打に到達する。
ロザリオを含めた、ブレーブスの7人のうち、マーフィーのシーズン最多本塁打は2022年の18本だが、あとの6人は1シーズンに30本塁打以上を記録したことがある。
ブレーブスは、86試合を終えたところだ。残りは76試合なので、少し厳しいかもしれないが、5人が30本以上のホームランを打ち、「30本塁打クインテット」を結成すれば、2019年のミネソタ・ツインズに続く、史上2組目となる。ちなみに、4年前のツインズの5人のなかには、32本塁打のロザリオもいた。
また、2019年のツインズには、30本塁打以上の5人に、20本塁打以上30本塁打未満の選手も3人いた。20本塁打以上が8人の「20本塁打オクテット」も史上最多。他に並んでいるチームもない。
今シーズンのブレーブスで、ロザリオに次ぐのは、9本塁打のマイケル・ハリス2世だ。昨シーズン、ハリス2世は5月下旬にメジャーデビューし、19本のホームランを打った。ブレーブスは、「20本塁打オクテット」の可能性もありそうだ。
なお、2019年のツインズについては、こちらで書いた。