阪神が喫したノーヒット・ノーランは今世紀3度目。さらに多い球団はある!? 読売の達成5度は最多タイ
5月24日、戸郷翔征(読売ジャイアンツ)は、阪神タイガースを相手にノーヒット・ノーランを達成した。
今世紀に入ってから、阪神がノーヒット・ノーランを達成されたのは、これが3度目。福岡ソフトバンク・ホークスの4度に次いで多い。ただ、福岡ソフトバンクと阪神を含め、12球団中6球団は3度以上だ。この回数は、継投やポストシーズンのノーヒット・ノーランも含んでいる。
阪神が喫したその前の2度は、いずれも、中日ドラゴンズの投手が相手だった。2006年9月16日は山本昌、2019年9月14日は大野雄大。どちらも9月中旬であるのに加え、ナゴヤドームで0対3、という点も共通する。
福岡ソフトバンクは、4度のうち2度が継投で封じられた。北海道日本ハム・ファイターズも、3度中2度が継投だ。
埼玉西武ライオンズは、2022~23年の2シーズンに3度、ノーヒット・ノーランを達成された。また、東北楽天ゴールデンイーグルスが無安打無得点に終わったのは、2度とも交流戦だ。
読売は、現時点では、最も長くノーヒット・ノーランを達成されていない。その最後は、2002年まで遡る。広島東洋カープも、2004年が最後だ。
一方、戸郷が達成したノーヒット・ノーランは、読売の今世紀5度目。こちらは、中日と並び、最も多い。他に、今世紀の達成が2度以上は、福岡ソフトバンクが4度、オリックス・バファローズが3度、東京ヤクルト・スワローズと北海道日本ハムは2度ずつだ。
今世紀にノーヒット・ノーランを達成されていない球団は皆無だが、他の11球団と違い、東北楽天の投手がノーヒット・ノーランを達成したことはない。