日米通算勝利の現役トップ20。ダルビッシュは200勝、マイコラスは88勝、大谷は80勝…
日本プロ野球(NPB)とメジャーリーグ(MLB)のどちらでも白星を挙げ、その合計が200に達している投手は、3人いる。201勝の野茂英雄(NPB78勝&MLB123勝)、203勝の黒田博樹(NPB124勝&MLB79勝)に続き、今月19日にダルビッシュ有(NPB93勝&MLB107勝/現サンディエゴ・パドレス)が加わった。
現役投手のダルビッシュは、さらに白星を積み上げていくはずだ。パドレスと交わしている6年1億800万ドル(2023~28年)の契約が満了するまでに、日米250勝に到達する可能性もある。
ダルビッシュを筆頭とする、日米通算勝利の現役トップ20は、見落としがなければ、以下のとおり。NPBあるいはMLBではないリーグの球団に在籍している投手も、対象とした。NPBとMLBで投げていても、一方が0勝の投手は、含めていない。例えば、NPB70勝とMLB0勝の上沢直之(現ボストン・レッドソックス)がそうだ。
この20人のうち、今シーズンに入ってから日米通算の白星を増やしたのは、半数の10人だ。日米75勝の山本由伸(NPB70勝&MLB5勝/現ロサンゼルス・ドジャース)と日米69勝の今永昇太(NPB64勝&MLB5勝/現シカゴ・カブス)は、前年からプラス5勝。ダルビッシュと日米77勝の有原航平(NPB74勝&MLB3勝)は、プラス4勝だ。
また、日米163勝の前田健太(NPB97勝&MLB66勝/現デトロイト・タイガース)と日米88勝のマイルズ・マイコラス(NPB31勝&MLB57勝/現セントルイス・カーディナルス)に、今永とダルビッシュの4人は、5月24日(日本時間5月25日)の試合で先発マウンドに上がる。マイコラスと今永は、セントルイスのブッシュ・スタジアムで投げ合う。
なお、現在、ダルビッシュとともにパドレスでプレーしている松井裕樹とロベルト・スアレスは、それぞれ、日米27勝(NPB25勝&MLB2勝)と日米18勝(NPB7勝&MLB11勝)だ。松井は、次に白星を挙げると、日米28勝となり、デビッド・ブキャナン(NPB20勝&MLB8勝/現フィラデルフィア・フィリーズ)に並ぶ。
ブキャナンは、2017~19年に東京ヤクルト・スワローズで投げた後、韓国プロ野球のサムスン・ライオンズ(2020~23年/計54勝)を経て、今年2月にフィリーズとマイナーリーグ契約を交わした。開幕からAAAで投げていて、2015年以来となるメジャーリーグ復帰は、まだ実現していない。
ダルビッシュの日米200勝については、こちらで書いた。