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大谷翔平は100マイルの速球も打っているのか。最速102.5マイルのルーキーとまもなく対戦

宇根夏樹ベースボール・ライター
メイソン・ミラー(オークランド・アスレティックス)Apr 19, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 4月25日、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、「3番・DH」としてホーム・ゲームに出場する。エンジェルスに対して投げるのは、メイソン・ミラー(オークランド・アスレティックス)だ。

 24歳のミラーは、6日前にメジャーデビューした。初登板は、シカゴ・カブスを相手に4.1イニングを投げ、奪三振5、被安打4、与四球1、2失点(自責点2)。スタットキャストによると、100マイル以上の4シームは15球あり、最速は102.5マイルに達した。

 2018年以降、大谷の打席で記録された100マイル以上の投球は、25球を数える。最多の投手は、それぞれ5球のアロルディス・チャップマン(現カンザスシティ・ロイヤルズ)とアンドレイス・ムニョス(シアトル・マリナーズ)だ。

 それらの最速は、直近の25球目。4月22日の7回裏に、カウント0-0からチャップマンが投げた102.3マイルの4シームだ。結果はファウル。2球目のスライダーで、大谷は遊撃フライに仕留められた。

 100マイル以上の25球中、その投球で打席が終わったのは9球だ。内訳は、三振が4球、内野ゴロが2球、シングル・ヒットが2球、四球が1球。サンプル数は少ないが、長打はまだない。三振はいずれも空振り。ヒットは2本とも、ゴロでセンターへ抜けていった。

 ちなみに、2018年以降のメジャーリーグで、100マイル以上の投球を打ったホームランは26本だ。ジャズ・チザムJr.(マイアミ・マーリンズ)、ホアン・ソト(現サンディエゴ・パドレス)、コリー・シーガー(テキサス・レンジャーズ)は、2本ずつ打っている。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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