WBC優勝メンバーが同じ日に揃って本塁打。吉田は1イニング2本、ヌートバーは先頭打者、大谷は…
2023年のWBC優勝メンバーのうち、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)の4人は、今シーズン、メジャーリーグでプレーしている。
4月23日、吉田、ヌートバー、大谷の3人は、それぞれ別の試合でホームランを打った。
「4番・レフト」の吉田は、8回表に2本塁打を記録した。1本目はジャスティン・ターナーに続く2者連続、2本目はグランドスラムだ。「1番・センター」のヌートバーは、1回表に初球をスタンドまで弾き返した。「3番・DH」の大谷は、6回裏にテイラー・ウォードとマイク・トラウトに続く3者連続の3人目となった。
吉田の1イニング2本塁打は、昨年9月21日のグレイバー・トーレス(ニューヨーク・ヤンキース)以来。レッドソックスでは、2008年8月12日のデビッド・オティーズ以来だ。
また、吉田はソロと満塁本塁打だが、過去には、1イニングに満塁本塁打を2本打った選手もいる。今から24年前の1999年に、フェルナンド・タティースが記録した。タティースと吉田の1イニング2本塁打は、どちらも4月23日だ。
ヌートバーの先頭打者ホームランは、キャリア2本目。昨年8月21日に、1本目を記録している。
エンジェルスの3者連続ホームランは、2019年6月8日以来だ。この時は、4回裏にトミー・ラステラ(現シアトル・マリナーズ)、トラウト、大谷と続いた。相手は、菊池雄星(現トロント・ブルージェイズ)。3人の打順は、今回と同じく1番、2番、3番だった。
なお、吉田、ヌートバー、大谷の3人が、メジャーリーグで同じ日にホームランを打ったのは初めて。この日のホームランを含め、シーズン本塁打は、吉田が3本、ヌートバーが2本、大谷は5本だ。ただ、WBC優勝メンバーの3人――あるいは4人以上――は、これまでにもいるかもしれない。2013年はドミニカ共和国、2017年はアメリカが優勝している。
【追記:4/24】
ダルビッシュは、4月23日に登板し、5.2イニングを投げて1失点(自責点1)。こちらは、白星を手にした。