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ドジャースのヘイワードはまもなく復帰。入れ替わりにマイナーリーグへ降格するのは…

宇根夏樹ベースボール・ライター
ジョシュ・アウトマン(左)とジェイソン・ヘイワード Aug 2, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 ジェイソン・ヘイワード(ロサンゼルス・ドジャース)の復帰は、目前に迫っている。腰を痛め、4月3日から故障者リストに入っているものの、5月14日と15日にサクラメントでAAAの試合にリハビリ出場。そして、16日はドジャー・スタジアムのダグアウトにいた。北カリフォルニアのサクラメントから、南カリフォルニアのロサンゼルスへ移動してきた、ということだ。

 早ければ、5月17日の試合前にも、26人のアクティブ・ロースターへ戻るだろう。ヘイワードと入れ替わりに、アクティブ・ロースターから外れるのは、ジョシュ・アウトマンアンディ・パヘズの可能性が高そうだ。

 ヘイワードの離脱に際し、ドジャースは、テイラー・トラメルを昇格させた。だが、トラメルは、すでにドジャースにはいない。現在は、ニューヨーク・ヤンキース傘下のAAAでプレーしている。

 ドジャースのアクティブ・ロースターにいる5人の外野手のうち、テオスカー・ヘルナンデスは、11本のホームランを打ち、36打点を挙げている。それぞれの順位は、ナ・リーグ3位と2位タイだ。また、キーケー・ヘルナンデスクリス・テイラーは、外野だけでなく、内野も守る。

 けれども、ヘイワードと入れ替わるのがアウトマンかパヘズだと予想する理由は、そこではない。アウトマンとパヘズは、どちらもマイナーリーグ・オプションが残っているので、ウェーバーを経由することなく、降格させることができる。

 ここまで、アウトマンは、打率.147(109打数16安打)と出塁率.250、3本塁打と4二塁打を記録している。パヘズは、打率.267(101打数27安打)と出塁率.306、4本塁打と6二塁打だ。

 なお、アウトマンを降格させても、センターが不在にはならない。パヘズとキーケーに加え、ヘイワードもセンターを守れる。

 復帰が近づいている、ニューヨーク・ヤンキースの外野手については、こちらで書いた。

「ヤンキースはトミー・ジョン手術から復帰の外野手をどこで起用する!? 昨年は8試合で4本塁打」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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