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大谷翔平のチームメイトはどこへ行った!? 今オフにエンジェルスを去り、他球団へ移籍した選手たち

宇根夏樹ベースボール・ライター
マイク・マイヤーズ Aug 30, 2022(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 先月中旬、マイケル・ロレンゼンは、デトロイト・タイガースに入団した。契約は1年850万ドル。昨オフにロサンゼルス・エンジェルスと交わした契約は、1年675万ドルだった。

 今オフにエンジェルスからFAになった選手――その経緯を問わず――のうち、メジャーリーグ契約を得たのは、今のところ、ロレンゼンだけだ。おそらく、このまま増えないだろう。

 他の球団とマイナーリーグ契約を交わした選手は、4人見つかった。マイク・マイヤーズはカンザスシティ・ロイヤルズ、トゥーキー・トゥーサントはクリーブランド・ガーディアンズ、ロブ・ザストリズニーはピッツバーグ・パイレーツ、マイク・フォードはシアトル・マリナーズに入団した。

 ブランドン・ドゥルーリーの加入に伴い、DFAとされた――40人ロースターから外された――オリバー・オルテガは、ウェーバー公示中に獲得の名乗りを上げたミネソタ・ツインズへ移った。そして、ツインズでもDFAになっている。今回は、ウェーバー公示の期間中にどの球団も動かず、ツインズはオルテガをAAAへ降格させた。

 ハンター・レンフローと交換に、ミルウォーキー・ブルワーズへ移籍したジャンソン・ジャンクエルビス・ペゲーロの2人(彼らとともにマイナーリーガー1人も移籍)は、40人ロースターに入っているものの、開幕ロースターには残れない可能性も高い。ジオ・アーシェラを獲得したトレードで、エンジェルスからツインズへ移ったのは、マイナーリーガーが1人だ。

 マット・ダフィーアーチー・ブラッドリーをはじめ、FA市場に残っている選手は少なくない。カート・スズキは、選手としてのキャリアに終止符を打った。

 また、昨年のシーズン中にエンジェルスを退団した選手のうち、ノア・シンダーガードは1年1300万ドルでロサンゼルス・ドジャースに入団した。ここまでの在籍球団は、東海岸と西海岸が交互。ニューヨーク・メッツ→エンジェルス→フィラデルフィア・フィリーズ→ドジャースと動いている。

 タイラー・ウェイドはオークランド・アスレティックス、オースティン・ローマインはシンシナティ・レッズ、スティーブン・ダガーはドジャースとマイナーリーグ契約を交わしている。

 デビッド・マキノンは埼玉西武ライオンズ、ホゼ・ロハスは韓国の斗山ベアーズに入団した。

 なお、ロレンゼンについては、こちらで書いた。

「この投手はエンジェルスを去り、エンジェルスと同じく「ポストシーズンから最も遠ざかるチーム」へ」

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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