パ・リーグの本塁打トップ6は、それぞれ違う6球団の選手。何年ぶり何度目の椿事!?
2022年のパ・リーグ本塁打王は、41本塁打の山川穂高(埼玉西武ライオンズ)が獲得した。山川に次ぐ5人は、2位が27本塁打の浅村栄斗(東北楽天ゴールデンイーグルス)、3位が24本塁打の柳田悠岐(福岡ソフトバンク・ホークス)、4位が21本塁打の吉田正尚(オリックス・バファローズ/オフにボストン・レッドソックスへ移籍)、5位が18本塁打の清宮幸太郎(北海道日本ハム・ファイターズ)、6位は16本塁打の山口航輝(千葉ロッテ・マリーンズ)だ。1位から6位までの6人とも、違う球団でプレーした。
リーグ本塁打のトップ6に6球団の選手が並ぶことは、滅多にない。2リーグ制がスタートした1950年以降、見落としがなければ、今シーズンのパ・リーグが5度目だ。その前は2003年のセ・リーグなので、19年ぶり。パ・リーグでは、これまで、1950年の1度しかなかった。
この5度のなかでも、今シーズンのパ・リーグは稀だ。
1度目と3度目と4度目、1950年のパ・リーグ、1987年と2003年のセ・リーグは、6位が2人いる。トップ6に6球団の選手ではあるものの、トップ6は6人ではなく7人。6球団のうち、1球団は2人だ。例えば、2003年のセ・リーグは、34本塁打で4位タイのロベルト・ペタジーニと29本塁打で6位タイの二岡智宏が、読売ジャイアンツでプレーした。また、1950年のパ・リーグは、7球団で構成されていた。東急フライヤーズの選手は、トップ7に入っていない。チーム最多は、常見昇の17本塁打。リーグ順位は8位だった。
リーグ本塁打のトップ6に6球団の選手が1人ずつ並ぶのは、1979年のセ・リーグと今シーズンのパ・リーグの2度だけということになる。
なお、2年前のパ・リーグでは、防御率で同じようなことが起きている。それについては、こちらで書いた。