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ア・リーグは本塁打トップに3人が並ぶ。ナ・リーグは上位7人中3人がドジャース。大谷、テオ、マンシー

宇根夏樹ベースボール・ライター
カイル・タッカー/捕手はホゼ・トレビーノ May 7, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 5月7日、カイル・タッカー(ヒューストン・アストロズ)は、2試合連続となるホームランを打ち、ア・リーグ・トップの2人、10本塁打のマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)とガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)に並んだ。

 トラウトは、両リーグの誰よりも早く、4月24日の試合でシーズン10本塁打に到達したが、左膝の半月板を損傷し、4月30日以降は欠場している。5月3日に手術を受け、いつ復帰できるのか、まだ見通しは立っていない。

 ヘンダーソンは、4月29日のホームランでトラウトに追いつき、その後も出場しているものの、11本目は出ていない。4月30日~5月7日の7試合は、打率.160(25打数4安打)と出塁率.300。ホームランだけでなく、二塁打と三塁打も皆無だ。

 タッカーも、5月の6試合は打率.158(19打数3安打)と出塁率.304だが、こちらは、ヘンダーソンとは対照的に、ホームランしか打っていない。シングル・ヒットも二塁打も三塁打もなく、3安打は、すべてホームランだ。

 ア・リーグで7本塁打以上は、以下のとおり。それぞれ、4月(3月を含む)と5月の月間本塁打の本数も記載した。

筆者作成
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 ナ・リーグのトップ2は、前日と変わらず、11本塁打の大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)と10本塁打のマーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)のままだ。

筆者作成
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 大谷もオズーナも、5月7日のホームランはなし。大谷は、前日まで3試合続けてホームランを打っていた。4試合連続ホームランは、まだ一度も記録していない。

 オズーナは、5月7日の試合で、同点の8回裏にヒットを打ち、二塁走者を生還させた(一塁走者は三塁へ)。それを含め、34打点は両リーグ最多。ちなみに、打率.365もトップの大谷は、27打点を挙げ、ナ・リーグ4位タイ(両リーグ9位タイ)に位置している。

 なお、9本塁打以上の人数は、ア・リーグもナ・リーグも7人だ。ア・リーグの7人は、いずれもチームが違う。一方、ナ・リーグは、ドジャースが3人、フィラデルフィア・フィリーズが2人、ブレーブスとニューヨーク・メッツが1人ずつとなっている。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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