エンジェルスの投手が、試合前に相手チームの打者にKOされる。打撃練習の打球が顔に当たり、鼻を骨折
5月3日の試合前に、ロサンゼルス・エンジェルスのリリーフ投手、オースティン・ウォーレンが故障者リストに入った。オレンジ・カウンティ・レジスターのジェフ・フレッチャーらによると、ボストン・レッドソックスの打撃練習中に、打球が顔に当たり、鼻を骨折したという。誰が打ったのか、ウォーレンが何をしていたのか――なぜ、打球をよけるか捕球することができなかったのか――は、今のところ、報じられていない。
26歳のウォーレンは、今シーズンがメジャーリーグ2年目だ。昨シーズンは、7月下旬のデビュー以降、16登板で20.1イニングを投げ、20奪三振と5与四球、防御率1.77を記録した。今シーズンは、ここまで7登板の8.1イニングで、奪三振と与四球が5ずつ(うち敬遠四球が2)、防御率は4.32だ。イニングをまたいで投げることができるミドル・リリーバーとして、リードとビハインド、どちらの状況でも起用されている。スライダー、4シーム、シンカーの3球種に、わずかながらチェンジアップも交える。
ウォーレンの故障者リスト入りに伴い、昇格したのは、25歳のエルビス・ペゲーロだ。シンカーとスライダーを投げる。こちらは、ウォーレンの約1ヵ月後にデビューし、昨シーズンは3試合に登板。最初の2試合で計7点を取られた。今シーズンの昇格は、これが2度目。最初は、4月30日にAAAから昇格したが、登板することなく、5月2日に降格となった。
チームに同行していたペゲーロは、早速、5月3日の試合に登板した。0対3の8回裏に、ノア・シンダーガードに代わってマウンドに上がり、対戦した2人目の打者、J.D.マルティネスにホームランを打たれた。
試合は、エンジェルスが0対4で敗れた。