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5連勝中の阪神が5月1日も勝つと、その連勝は今シーズンのセ・リーグ最長に並ぶ

宇根夏樹ベースボール・ライター
5月1日、阪神は東京ドームで14時から試合を行う(写真:ロイター/アフロ)

 4月24日から、阪神タイガースは一度も負けることなく、5連勝で4月を終えた。この連勝が始まるまでの25試合は、4勝20敗1分。5連勝どころか、4連勝も3連勝もなかった。4月15日~16日の2連勝が最も長かった。

 今シーズン、セ・リーグで5連勝以上を記録しているのは、読売ジャイアンツと広島東洋カープ、阪神の3球団だ。読売は、3月29日~4月3日と4月17日~23日にそれぞれ6連勝。広島東洋は、3月25日の開幕から月末まで6連勝を記録した。

 他3球団の最長は、それぞれ、中日ドラゴンズが2度の4連勝、横浜DeNAベイスターズも4連勝、東京ヤクルト・スワローズは開幕時と継続中の3連勝が2度だ。

 5月1日の試合で、阪神が読売に勝つと、今シーズンのセ・リーグ最長タイの6連勝となる。

 ただ、リーグ順位は、読売と広島東洋が現時点で1位と2位に位置しているのに対し、阪神は6連勝としても最下位のままだ。

 ここまで、セ・リーグの球団による5連敗以上は2度。どちらも阪神が記録している。3月25日~4月3日の開幕9連敗と、4月6日~14日の6連敗(間に1引き分け)がそうだ。言い換えると、阪神以外の5球団は、5連敗以上を喫していない。

 一方、パ・リーグの連勝は、福岡ソフトバンク・ホークスの開幕から8試合が最も長く、他に5連勝以上は皆無だ。連敗は、埼玉西武ライオンズの7試合が最長。北海道日本ハム・ファイターズ、オリックス・バファローズ、千葉ロッテ・マリーンズは、5連敗を1度ずつ記録している。

 また、東北楽天ゴールデンイーグルスは、開幕から23試合を終え、12球団で唯一、連敗が一度もない。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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