今シーズン、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)と5打席以上で対戦した打者は、38人を数えた。そのなかで、対大谷の打率が最も高かったのは、ホゼ・アルトゥーベ(ヒューストン・アストロズ)だ。5月11日は3打数1安打、9月10日は3打数3安打。合わせて、打率.667(6打数4安打)を記録した。

 アルトゥーベは、2014~17年に4シーズン続けて200本以上のヒットを打ち、2015年を除く3シーズンは首位打者を獲得している。今シーズンの大谷からの4安打は、左と右に2本ずつ弾き返した。ただ、外野手の間を抜く、もしくは頭上を越える打球は皆無。2019年と2021年はホームランを31本ずつ打ったが、大谷に対してパワーを発揮することはなかった。ちなみに、2018年の対大谷は5打数0安打、2020年は1打数0安打だった。

 対大谷の打率トップ10とワースト10は、以下のとおり。

筆者作成
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 対戦が5打席未満の打者を含め、大谷から4安打以上は、アルトゥーベしかいなかった。それよりも1本少ない打者は4人。12打数3安打のアイザイア・カイナー-ファレファ(テキサス・レンジャーズ)、ともに8打数3安打のナサニエル・ロウ(レンジャーズ)とマット・チャップマン(オークランド・アスレティックス)に、3打数3安打のアレックス・ディッカーソン(サンフランシスコ・ジャイアンツ)がそうだ。

 長打は、2本の3人が最も多い。ロウとチャップマンは、ホームランと二塁打が1本ずつ。フランミル・レイエス(クリーブランド・インディアンズ)は、二塁打を2本打ち、2打数2安打を記録した。大谷から三塁打を打った打者はいない。それに対し、大谷は打者として、リーグ最多(両リーグ最多タイ)の三塁打8本を記録した。2018~21年の通算も、打った三塁打が15本、打たれた三塁打は0本だ。

 打点はロウの3、四球はアドリス・ガルシア(レンジャーズ)の3、敬遠四球はマット・オルソン(アスレティックス)の2が最多だ。オルソンは、9月19日に2度歩かされた。2018年のメジャーデビュー以降、大谷が記録した敬遠の与四球は、この2度以外にない。

 一方、5打席以上で対戦し、どの打席も討ち取られた打者もいる。打率も出塁率も.000の4人だ。そのうちの3人はシアトル・マリナーズの選手で、2人は最多の5三振を喫した。ミッチ・ハニガーは他に三塁ゴロが1本あるが、ジェイク・フレイリーはどの打席も三振だ。2人とも、9月26日は3打席3三振。もっとも、この試合で大谷が降板した後、彼らは揃って安打を記録し、打点を挙げた。マリナーズは、5対1で勝利を収めた。

 なお、大谷からホームランを打った打者については、こちらで書いた。

「大谷翔平から「ホームランを打った選手」のシーズン本塁打は何本!? 大谷は強打者に打たれたのか」