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両リーグ一番乗りで「50打点」に到達。出場51試合で51打点

宇根夏樹ベースボール・ライター
ホゼ・ラミレス(クリーブランド・ガーディアンズ)May 25, 2024(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 5月25日、ホゼ・ラミレス(クリーブランド・ガーディアンズ)は、3回表にホームランを打った。ガナー・ヘンダーソン(ボルティモア・オリオールズ)、カイル・タッカー(ヒューストン・アストロズ)、マーセル・オズーナ(アトランタ・ブレーブス)、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)の4人に続き、シーズン15本塁打に到達した。

 また、このホームランにより、ラミレスは、シーズン50打点目と51打点目を挙げた。こちらは、両リーグの誰よりも早く、50打点に達した。5月25日は、ガーディアンズの52試合目。ラミレスは、そのうちの51試合に出場している。

 シーズン50打点に一番乗りしたのは、今回が初めてではない。2年前もそうだ。この時の到達は、ガーディアンズの44試合目(出場44試合目)。シングル・ヒットの1打点で50打点にリーチをかけた後、シーズン13本目のホームランを打ち、50打点目と51打点目を挙げた。

 2022年は、自己最多の126打点を挙げたが、ジャッジとピート・アロンゾ(ニューヨーク・メッツ)より5打点少なく、両リーグ3位とア・リーグ2位に位置した。他のシーズンも、タイトルは獲得していない。

 シーズン30本塁打以上は2度だ。2018年の39本は、両リーグもア・リーグも4位タイ。2021年の36本は、両リーグ14位タイとア・リーグ11位。2018年は、30-30(34盗塁)を達成した。

 二塁打は、ア・リーグ最多のシーズンが2度ある。2017年の56本は、両リーグで最も多かった。2022年の44本は、両リーグ2位タイ。47本のフレディ・フリーマン(ロサンゼルス・ドジャース)に次ぎ、マット・オルソン(アトランタ・ブレーブス)と並んだ。ア・リーグでは、ボー・ビシェット(トロント・ブルージェイズ)とJ.D.マルティネス(当時ボストン・レッドソックス/現ニューヨーク・メッツ)を1本上回った。

 現在の年齢は31歳。プロ入り以来、一度も移籍はしていない。今シーズンは、7年1億4100万ドル(2022~28年)の契約3年目だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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