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大谷翔平もファイナリストに名を連ねる、ハンク・アーロン賞。過去の受賞者はMVPにも選ばれている!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(左)とマイク・トラウト May 2, 2021(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 10月8日、ハンク・アーロン賞のファイナリストが発表された。ア・リーグの7人には、本塁打王&打点王のサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)と本塁打王のブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)らとともに、2人に次ぐ46本塁打を記録した大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)も名を連ねている。

 一方、首位打者のユリ・グリエル(ヒューストン・アストロズ)は、ファイナリストに入っていない。ちなみに、ハンク・アーロンは本塁打王と打点王が4度ずつ。首位打者も2度獲得している。ア・リーグで他にノミネートされているのは、セドリック・マリンズ(ボルティモア・オリオールズ)、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)、ホゼ・ラミレス(クリーブランド・インディアンズ)、マット・オルソン(オークランド・アスレティックス)だ。

 昨年、ハンク・アーロン賞を受賞したフレディ・フリーマン(アトランタ・ブレーブス)とホゼ・アブレイユ(シカゴ・ホワイトソックス)は、揃ってMVPにも選ばれた。

 もっとも、この2つの賞の選考方法は、まったく異なる。選考の基準も違う。ハンク・アーロン賞は、ベスト・オフェンシブ・プレーヤー、攻撃における最高の選手に贈られる。

 これまでにハンク・アーロン賞を受賞した延べ44人のうち、同じ年にMVPも手にしたのは21人だ。半数以下にとどまる。投手がMVPに選ばれた2011年のア・リーグと2014年のナ・リーグを除くと、ダブル受賞とそうでないシーズンは半数ずつとなる。

筆者作成
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筆者作成
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 2015年以降はダブル受賞が多く、12シーズン(6シーズン×2リーグ)のうち9シーズンに上る。ただ、今年のア・リーグの場合、ハンク・アーロン賞はゲレーロJr.、MVPは大谷と予想する。ペレスは二冠王ながら、出塁率が.316と低すぎる。

 ナ・リーグのファイナリストは、フリーマン、ブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)、ホアン・ソト(ワシントン・ナショナルズ)、ニック・カステヤノス(シンシナティ・レッズ)、ポール・ゴールドシュミット(セントルイス・カーディナルス)、フェルナンド・タティースJr.(サンディエゴ・パドレス)、ブランドン・クロフォード(サンフランシスコ・ジャイアンツ)の7人だ。こちらの予想は難しいが、ハンク・アーロン賞もMVPも、ハーパー、ソト、タティースJr.が有力と見る。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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