Yahoo!ニュース

大谷翔平の各スタッツはリーグ何位!? 本塁打は3位、三塁打は1位、長打は2位、三振はワースト4位…

宇根夏樹ベースボール・ライター
大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)Oct 3, 2021(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、オールスター・ゲームまでに33本のホームランを打ち、この時点ではリーグ2位のブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)を5本リードしていたものの、シーズン全体ではゲレーロJr.とサルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)に2本差をつけられ、3位となった。

 もっとも、ホームラン1本当たり11.7打数は、リーグ1位だ。ゲレーロJr.は12.6打数/本(2位)、ペレスは12.9打数/本(3位)。また、大谷の長打率.592はゲレーロJr.の.601に次ぐ2位だが、こちらも、ISO(長打率-打率)は大谷が上回る。大谷の.335に対し、2位のゲレーロJr.は.290なので、かなりの差がある。

筆者作成
筆者作成

 三塁打8本もリーグ1位。大谷と1本差の2位は、アキール・バドゥー(デトロイト・タイガース)とケビン・キアマイアー(タンパベイ・レイズ)だ。ナ・リーグではデビッド・ペラルタ(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)とブライアン・レイノルズ(ピッツバーグ・パイレーツ)が、大谷と同じ8本を記録した。大谷の敬遠四球20度は、両リーグではホアン・ソト(ワシントン・ナショナルズ)の23度に次ぐ。

 26盗塁はリーグ5位。ア・リーグでホームランと盗塁のどちらもトップ5にランクインしたのは、大谷しかいない。ナ・リーグではフェルナンド・タティースJr.(サンディエゴ・パドレス)が、リーグ1位の42本塁打と3位の25盗塁を記録した。ちなみに、セドリック・マリンズ(ボルティモア・オリオールズ)は30-30を達成した。ホームランも盗塁も、ちょうど30だ。

 大谷は、盗塁だけでなく盗塁死も10度と多い。これは、ランディ・アロザレイナ(レイズ)と並ぶ最多だ。もっとも、アロザレイナの盗塁は大谷よりも6少ない。成功率は、大谷が72.2%、アロザレイナは66.7%となる。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

宇根夏樹の最近の記事