大谷翔平の登板試合で最もよく打っているエンジェルスの打者は、大谷翔平なのか
大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、9月26日(日本時間9月27日)の試合に登板する予定だ。ここまでは、22登板で123.1イニングを投げ、奪三振率10.65と与四球率3.21、防御率3.28を記録している。この22試合で、大谷は9勝2敗、エンジェルスは13勝9敗だ。
一方、登板した試合の大谷の打撃成績は、打率.228(57打数13安打)、出塁率.333、3本塁打、6二塁打、8打点、OPS.825。4月20日、5月5日、5月28日の3登板は、打席には立っていない。それに対し、登板していない試合の打撃成績は、打率.261(456打数119安打)、出塁率.376、42本塁打、19二塁打、7三塁打、90打点、OPS.985となる。
それぞれのサンプル数は大きく違うものの、登板した試合よりも登板していない試合のほうがよく打っている。ただ、登板した試合の13安打中9本は長打だ。
また、大谷が登板した試合で10打席以上を記録したエンジェルスの打者は、大谷を含め、19人を数える。
ホームランと打点は、出場試合の多さも理由の一つだが、ジャレッド・ウォルシュが群を抜く。7本塁打と20打点は、2番目と3番目に多い2人の合計を上回る。ホームランは、大谷とジャスティン・アップトンが3本ずつなので計6本。打点は、大谷とブランドン・マーシュの2人で計15打点(8打点と7打点)。大谷とカート・スズキでも同じだ。
7月18日にデビューしたマーシュも、大谷が登板した試合で好成績を残している。7月19日と8月25日は、どちらも1試合3安打。後者の試合は、初ホームランを含め、計5打点を挙げた。シーズン全体の長打16本中、3分の1以上の6本は、大谷が登板した試合で打っている。出場63試合のうち、大谷の登板は9試合。全体の7分の1だ。
なお、大谷はスズキとバッテリーを組んだ76.2イニングで防御率3.76、マックス・スタッシと組んだ46.2イニングで防御率2.51を記録している。大谷自身の調子もあり、これだけで相性をどうこう言うことはできないが、大谷が登板した直近5試合のうち4試合は、スタッシがスタメンマスクをかぶっている。