各球団最後の「球宴ファン投票選出なし」。今年は12球団中4球団が皆無。選出ありが最も長く続くのは…
オールスター・ゲームのファン投票で、読売ジャイアンツ、横浜DeNAベイスターズ、中日ドラゴンズ、北海道日本ハム・ファイターズの選手は、一人も選ばれなかった。12球団中4球団が皆無は、2017年以来。この年は、中日、東京ヤクルト・スワローズ、千葉ロッテ・マリーンズ、オリックス・バファローズが選出なしだった。
今年の4球団中、読売のファン投票選出なしは2003年以来、北海道日本ハムは2007年以来、横浜DeNAは2014年以来。中日は開催中止の2020年を挟み、2019年に続く「2年連続」の0人だ。中日のファン投票選出なしは、2011年以降の「ここ10年」で6度目。このスパンの最多を数え、2014~18年に5年続けて選出なしの千葉ロッテよりも多い。
2011年以降、ファン投票で選ばれた中日の選手は5人。2011年の浅尾拓也と井端弘和、2013年の岩瀬仁紀、2016年の田島慎二、2018年の松坂大輔(現・埼玉西武ライオンズ)だ。野手に限ると、井端しかいない。
一方、ファン投票選出なしが最も遠い球団は、福岡ソフトバンク・ホークスだ。福岡ダイエー時代の1993年が最後。1994年の秋山幸二以降、ファン投票による選出は途絶えたことがない。
なお、今年の選手間投票で選出なしは、横浜DeNAと東京ヤクルト、北海道日本ハムの3球団。横浜DeNAと北海道日本ハムは、ファン投票と選手間投票のどちらも選出なしとなった。ファン投票で誰も選ばれなかった他2球団のうち、中日は柳裕也とダヤン・ビシエドの2人、読売は岡本和真と坂本勇人とゼラス・ウィーラーの3人が、選手間投票で選ばれた。