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ダルビッシュが達成した「史上最速の1500奪三振」は、あのデグロームも塗り替えられない!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)Jun 21, 2021(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 6月21日、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)は、6イニングを投げて11三振を奪い、メジャーリーグ通算1500奪三振に到達した。197登板と1216.2イニングは、どちらも史上最速を更新(ナ・リーグとア・リーグ)。それまでの最速は、それぞれ、ランディ・ジョンソンの206試合とスティーブン・ストラスバーグ(ワシントン・ナショナルズ)の1272.1イニングだった。

 ダルビッシュに続き、次に1500奪三振に達するのは、ジェイコブ・デグローム(ニューヨーク・メッツ)だろう。同じく6月21日に登板したデグロームは、5イニングを投げて6三振を奪い、このマイルストーンまで24奪三振としている。

 ただ、奪三振のペースは、デグロームもかなり速いものの、ダルビッシュを抜いて新たな最速記録を打ち立てるには至らない。現時点で、195登板と1241.2イニング。4月10日、17日、23日に3登板続けて14三振以上を奪っているので、ダルビッシュと同じ197登板で到達は不可能ではないものの、イニングはすでにダルビッシュを上回っている。

 次のマイルストーンとなる2000奪三振は、ランディの262試合とクリス・セール(ボストン・レッドソックス)の1626.0イニングが最速だ。

 ダルビッシュのここ3シーズンの奪三振率は、2019年が11.54、2020年が11.01、今シーズンはここまで10.80を記録している。それに対し、デグロームは、11.25、13.76、14.63だ。ダルビッシュは、8月に35歳の誕生日を迎える。デグロームは、今月19日に33歳となった。

 なお、ストラスバーグは来月で33歳。昨シーズンは2登板しかできず、今シーズンも5登板にとどまっている。4月の右肩に続き、6月に首を痛め、復帰時期はまだわからない。現時点では、246登板の1465.1イニングで1718奪三振だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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