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筒香とグリエル、横浜DeNAでチームメイトだった2人が同じ試合でともに4番を打つ!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
筒香嘉智(ロサンゼルス・ドジャース)18 May 2021(写真:REX/アフロ)

 タンパベイ・レイズからロサンゼルス・ドジャースへ移籍後、筒香嘉智は3試合に出場している。いずれも先発で、ポジションはレフト。打順は、5月18日と20日の7番を挟みに前後を挟まれる格好で、19日は4番に座った。昨シーズン、筒香は4番として9試合に先発出場し、これは6番と並んで最も多かったが、今シーズンのレイズで4番はなかった。

 一方、ヒューストン・アストロズのユリ・グリエルは、今シーズン、主に5番を打っている。ただ、4番も4試合。4月14日と16日と29日に、5月18日がそうだ。

 ドジャースとアストロズは、5月25日と26日にミニッツメイド・パークで試合を行う(8月3日と4日にドジャー・スタジアムでも2試合)。2014年に横浜DeNAベイスターズでチームメイトだった2人が、同じ試合で、どちらも4番として、それぞれのスターティング・ラインナップに名を連ねるかもしれない。

 これまでにも、そのチャンスはあった。レイズとアストロズは、昨年のリーグ・チャンピオンシップ・シリーズで顔を合わせ、今シーズンは4月30日~5月2日に対戦している。けれども、シリーズ7試合中、筒香の先発出場は第4戦の「8番・DH」だけ。グリエルは7試合とも「7番・一塁」だった。今シーズンは、筒香が3試合、グリエルは2試合に先発出場したが、いずれも4番ではなかった。2人とも先発出場の計3試合に、同じ打順はなし。3試合目は、交互に一塁を守った。

筆者作成
筆者作成

 5月25日と26日の場合、先発マウンドに立つであろうアストロズの2人、ザック・グレインキールイス・ガルシアはともに右投手なので、打順はさておき、筒香が先発出場する可能性は低くない。レギュラーのグリエルは、投手の左右を問わずに出場する。

 ちなみに、2014年に2人が同じ試合でホームランを打ったのは、6月28日と7月12日の2試合。どちらも、グリエルが「3番・三塁」、筒香は「4番・レフト」としてスターティング・ラインナップに並び、6月28日は5回裏に2者連続アーチを記録した。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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