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オリックスの「3試合連続引き分け」がこれまでの△△△と違う点は…

宇根夏樹ベースボール・ライター
オリックスの連続引き分けは、アウェー、ホーム、ホーム MAR 3, 2017(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

 オリックス・バファローズは、ここ3試合とも、白星も黒星も記録していない。△△△。それぞれのスコアは、4月25日が4対4、27日が5対5、28日は0対0だ。

 調べたところ、3試合連続引き分けは、1リーグ時代を含め、8度見つかった。1976年5月28日~30日と2008年8月29日~31日は、どちらも同一カードの3試合なので、延べ10チームとなる。

筆者作成
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 この8度のうち、延長戦がないのは、今シーズンのオリックスだけだ(そもそも、今シーズンは9回打ち切りの特別ルールがあるため、どの試合も延長戦にはならない)。他の7度は、少なくとも1試合が延長戦。3試合とも延長戦も、3度を数える。

 また、今シーズンのオリックスは、3試合連続引き分けの1試合目も2試合目も、8回が終わった時点ではリードしていながら、9回に追いつかれた。3試合中2試合がこのパターンも、他の7度にはない。3試合中0試合か、3試合中1試合だ。

 今シーズンのオリックスの場合、4月25日は1点リードの4対3で9回裏を迎えた。27日は8回裏を終えて5対2と3点リードしていたにもかかわらず、9回表に同点とされた。

 オリックスの次の試合は、4月30日だ。ホームの京セラドーム大阪で、福岡ソフトバンクホークスと対戦する。今シーズン、オリックスは福岡ソフトバンクと6試合を行い、引き分けはなく、3勝3敗。6試合の得失点差は+4(21得点/17失点)だ。

 ちなみに、3試合連続引き分けを記録した延べ9チームによる、直後の試合は、5勝4敗。延長戦に入った試合はない。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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