サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有とビクター・カラティニは、過去３シーズンもチームメイトだった。昨年12月のトレードで、２人はシカゴ・カブスから揃って移籍した。

　カラティニは、ダルビッシュとバッテリーを組んだここ３試合中２試合でホームランを打ち、３試合とも２打点以上を挙げている（レギュラーシーズンのみ）。昨年９月25日は３打数１安打、１本塁打、２打点。今年４月１日の開幕戦は４打数２安打、３打点。４月６日は３打数１安打、１本塁打、２打点だ。それらを合計すると、10打数４安打、２本塁打、７打点となる。

　ただ、その前の30試合は、打率.206（102打数21安打）、２本塁打、７打点だ。２打点以上を挙げた試合は、2019年７月３日しかない。この日は、４打数２安打。ソロ本塁打と２ラン本塁打を打ち、３打点を挙げた。他の29試合はホームランを打っておらず、長打も二塁打が計３本しかない。

　これでは、カラティニはダルビッシュとバッテリーを組んだ試合でよく打つ、とは言い難い。それ以外の試合も含めた、2019年以降の143試合は、打率.260（373打数97安打）、13本塁打、57打点だ（2018年も２人はチームメイトだったが、バッテリーは組んでいない）。

　なお、ダルビッシュは、カラティニと組んだ207.0イニングで、防御率2.87を記録している。イニングも時期も違うので比較はあまり意味を持たないが、50イニング以上の捕手９人中、防御率２点台は３人。他の２人は、防御率2.80のＡ.Ｊ.ピアジンスキ（2013年/112.1イニング）と防御率2.83のジオバニー・ソト（2012～14年/165.1イニング）だ。

　2019年６月26日のウィルソン・コントレラス（カブス）を最後に、ダルビッシュはカラティニ以外の捕手とバッテリーを組んでいない。