2年続けて「オールMLBチーム」に選ばれたのは。トラウトはもちろん…
オールMLBチームの選出は、昨年始まった。選ばれるのは、ファースト・チームの16人とセカンド・チームの16人だ。各チームの内訳は、捕手、一塁手、二塁手、遊撃手、三塁手、DHが1人ずつ、外野手が3人、先発投手が5人、リリーフ投手が2人。ファン投票の結果と識者たちの意見が、それぞれ50%の割合で反映される。
今年のファースト・チーム16人のうち、DJ・ラメイヒュー(二塁手)、マイク・トラウト(外野手)、ジェイコブ・デグローム(先発投手)は、昨年もファースト・チームに名を連ねた。フレディ・フリーマン(一塁手)、ムーキー・ベッツ(外野手)、ホアン・ソト(外野手)、リーアム・ヘンドリクス(リリーフ投手)は、前年のセカンド・チームにいた。
ロナルド・アクーニャJr.(外野手)とヒョンジン・リュ(先発投手)は、2年連続セカンド・チーム。J.T.リアルミュート(捕手)とネルソン・クルーズ(DH)、ゲリット・コール(先発投手)は、前年のファースト・チームにいた。
連続選出の12人中3人は、前年と今年の在籍球団が異なる。昨オフ、ベッツはトレードによってボストン・レッドソックスからロサンゼルス・ドジャースへ。リュはドジャースからFAとなり、4年8000万ドルでトロント・ブルージェイズに入団した。ヒューストン・アストロズからFAとなったコールは、ニューヨーク・ヤンキースと9年3億2400万ドルの契約を交わした。トレードの時点ではFAまであと1シーズンで、そのままいけば今オフのFA市場に出るはずだったベッツも、開幕直前に12年3億6500万ドルの延長契約を結んだ。そして、ドジャースが32年ぶりにワールドチャンピオンとなるのに、大きく貢献した。
ベッツの他にも、ドジャースからは、コリー・シーガー(遊撃手)とクレイトン・カーショウ(先発投手)がセカンド・チームに選ばれた。もっとも、1球団3人は最多ではない。ブレーブスは4人だ。ファースト・チームのフリーマンとセカンド・チームのアクーニャJr.に、マーセル・オズーナ(DH)とマックス・フリード(先発投手)がファースト・チームに選出された。