セ・リーグもパ・リーグも「3ヵ月続けて勝ち越しなし」は1球団ずつ。オリックスは7月と9月に勝ち越し
パ・リーグに、7月から3ヵ月続けて勝ち越しの球団はない。福岡ソフトバンクホークスは、7月と8月のどちらも月間勝率.667を記録したが、9月は11勝13敗2分の勝率.458に終わった。この月間勝率は、リーグで5番目に低い。とはいえ、9月30日の試合に勝っていれば、12勝12敗2分の勝率.500となり、勝ち越しはできずとも、負け越しは免れていた。
セ・リーグでは、読売ジャイアンツと阪神タイガースの2球団が、7月、8月、9月のいずれも勝ち越している。もっとも、直近2ヵ月のトータルは、読売の33勝16敗2分(勝率.673)に対し、阪神は26勝24敗2分(勝率.520)だ。8~9月に限ると、阪神の勝率はリーグ2位ではなく3位。2ヵ月続けて勝率.542の中日ドラゴンズを下回る。
一方、3ヵ月連続で負け越している球団は、両リーグとも皆無だ。ただ、パ・リーグでは東北楽天ゴールデンイーグルス、セ・リーグでは広島東洋カープが、3ヵ月続けて勝ち越していない。8月はどちらも12勝12敗2分。勝率.500ちょうどだった。
月ごとのアップダウンが激しいのは、オリックス・バファローズだ。1ヵ月に満たない6月を含めると、月間勝率は.100→.542→.250→.542と推移している。ちなみに、監督が西村徳文から中嶋聡に交代した8月21日以降は、17勝16敗2分(勝率.515)と勝ち越し。最下位を抜け出すことはできていないが、健闘している。開幕から8月20日までは、16勝33敗4分(勝率.327)だった。
東京ヤクルトスワローズは、両リーグで唯一、8月から2ヵ月続けて負け越し。しかも、月間勝率はいずれも.400に届かなかった。読売が8月も9月もリーグ・ベストの勝率を記録したのとは対照的に、東京ヤクルトの勝率はどちらの月もリーグ・ワーストだ。