「2000年代生まれの初本塁打」を誕生させたのは「1990年代生まれの初本塁打」を記録した選手!?
8月17日、ルイス・ガルシア(ワシントン・ナショナルズ)は、メジャーリーグで最初のホームランを打った。ガルシアは2000年5月16日生まれ。デビューしたのは、初本塁打の3日前だ。2000年代生まれのメジャーリーガーは、2000年2月15日に生まれ、昨年3月31日にデビューしたエルビス・ルチアーノ(トロント・ブルージェイズ)に続く2人目だが、野手としてはガルシアが初。ちなみに、ルチアーノは1度だけ打席に立ち、三振に仕留められた(昨年5月31日)。2000代生まれの初被本塁打は、昨年4月12日に喫した。
選手の故障に伴い、ガルシアは8月14日に昇格した。右手首の亀裂骨折により、スターリン・カストロが故障者リストに入った。
1990年3月24日生まれのカストロは、2010年5月7日にデビューし、最初の打席にホームランを打った。それまで、1990年代生まれのメジャーリーガーは、誰もいなかった。
1980年代生まれのうち、最初にデビューし、最初にホームランを打ったのは、どちらもアルバート・プーホルス(現ロサンゼルス・エンジェルス)だ。プーホルスとカストロはどちらもドミニカンだが、2人の間には、今回のカストロとガルシアのような「入れ替わり」はない。そもそも、彼らは同じ球団に在籍したことがない。
なお、2000年代生まれの最初のメジャーリーガー、ルチアーノについては、昨年4月にこちらで書いた。ルチアーノは、メジャーリーグ2年目をまだ迎えていない。