ドジャースに「二桁本塁打トリオ」が誕生する。ナ・リーグ一番乗り。大谷、テオ、ベッツ
6月6日、ロサンゼルス・ドジャースは、11対7でピッツバーグ・パイレーツを下し、スウィープされるのを免れた。
この試合で、ドジャースの選手が打ったホームランは3本だった。それぞれ、フレディ・フリーマンがシーズン8本目、テオスカー・ヘルナンデスが13本目、ムーキー・ベッツは10本目だ。
ベッツのホームランにより、ドジャースに「二桁本塁打トリオ」が誕生した。テオスカーとベッツの他に、大谷翔平が15本のホームランを打っている。
ナ・リーグで二桁本塁打の選手を3人擁するチームは、ドジャースしかない。あとの14チームは、いずれも2人以下。パイレーツとサンフランシスコ・ジャイアンツは、どちらも0人だ。この2チームは、9本塁打の選手もいない。
一方、ア・リーグは、どのチームにも10本塁打以上の選手がいて、ドジャースの前に、4組の二桁本塁打トリオが誕生している。
そこから、二桁本塁打トリオとして一度も揃い踏みしていないロサンゼルス・エンジェルスを除いても、3組を数える。エンジェルスは、テイラー・ウォードとジョー・アデルが11本塁打、マイク・トラウトは10本塁打だが、彼らのうち、トラウトは4月末から欠場している。ウォードとアデルが10本目のホームランを打ったのは、5月18日と24日だ。
また、エンジェルスとテキサス・レンジャーズ以外は、すでに二桁本塁打トリオを超えている。ニューヨーク・ヤンキースは「15本塁打トリオ」、ボルティモア・オリオールズは「二桁本塁打カルテット」だ。
ヤンキースは、アーロン・ジャッジが21本塁打、ホアン・ソトが17本塁打、ジャンカルロ・スタントンは15本塁打。オリオールズは、ガナー・ヘンダーソンが19本塁打、アンソニー・サンタンダーとアドリー・ラッチマンが12本塁打、ライアン・マウントキャッスルは10本塁打だ。
各リーグで10本以上のホームランを打っている選手は、以下のとおり。
ナ・リーグが18人、ア・リーグは29人だ。リーグ全体のホームラン――各リーグの打者が打った本数――も、ナ・リーグの922本はア・リーグより100本少ない。
ホームランだけで勝敗が決まるわけではないが、異なるリーグのチームが対戦したインターリーグの試合は、ナ・リーグが116勝、ア・リーグは130勝。勝率は.472と.528だ。