ドジャースとの3試合にヤンキースのソトは出場しない!?
ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースは、6月7日~9日にヤンキー・スタジアムで3試合を行う。このシリーズに、ホアン・ソト(ヤンキース)は、出場しないかもしれない。
6月6日の試合は、これまでと同じく、「2番・ライト」としてスターティング・ラインナップに名を連ねた。最初の2打席は四球を選び、3打席目はレフト・フライに討ち取られた。守っては、何度か打球を処理し、送球もしていた。
だが、雨による1時間近い中断を経て、6回表に試合が再開した際、ソトは、アレックス・バーデューゴと交代した。センターはトレント・グリシャムのまま、アーロン・ジャッジがレフトからライトへ移り、バーデューゴはレフトの守備についた。
試合後、アーロン・ブーン監督とソトが、それぞれ、会見と囲み取材で語ったことをまとめると、先週から左の前腕に張りと違和感があり、送球とスウィングに影響はないものの、悪化を避けるため、予防的な措置として途中で交代したという。ソトは、左投左打だ。
そのとおりなら、ドジャースとの3試合に出場することもあり得る。ただ、慎重を期し、欠場してもおかしくない。なかでも、シリーズ最初の6月7日はそうだ。
ヤンキースは、先月29日以降、すべての試合に勝っている。8連勝中だ。シーズン勝率.703(45勝19敗)は両リーグで最も高く、独走とまではいかないものの、ア・リーグ東地区2位のボルティモア・オリオールズとは、4.5ゲームの差がある。
現時点において、万全ではないソトを出場させる必要性は、感じられない。出場の場合は、100%とはいかなくても、ほぼそれに近い状態と見ていいような気がする。
今シーズン、ソトは、290打席に立ち、打率.318と出塁率.424、17本塁打、ISO.285とOPS1.027を記録している。これらの数値は、ヤンキースで20打席以上の13人中、いずれも、トップか2位だ。両リーグの154人――チームの試合数×3.1打席以上――のなかでも、トップ5にランクインしている。出塁率の両リーグ・トップ2は、ソトとジャッジ(.423)。OPSの両リーグ・トップ2は、ジャッジ(1.081)とソトだ。
なお、ここから、ヤンキー・スタジアムの3試合で投げ合う先発投手は、6月7日がコディ・ポティート(ヤンキース)と山本由伸(ドジャース)、8日がネスター・コーテズとギャビン・ストーン、9日はルイス・ヒールとタイラー・グラスナウが予定されている。