ダブルヘッダーの両試合でホームランを打った「40代」は3人目。1人目は他のダブルヘッダー記録も保持
8月15日、40歳と45日のネルソン・クルーズ(ミネソタ・ツインズ)は、ダブルヘッダーの1試合目に続き、2試合目にもホームランを打った(写真は2本目のホームラン後)。40代の選手がダブルヘッダーの両試合でホームランを記録するのは、モダン・ベースボール(1900年以降)において3人目。クルーズの他には、1962年のスタン・ミュージアル(41歳と159日)と1990年のカールトン・フィスク(42歳と258日)しかいないという。イライアス・スポーツ・ビューローのデータとして、MLB.comのサラ・ラングスがツイートした。
ミュージアルは1962年4月29日、フィスクは1990年9月10日に記録。どちらもクルーズと同じく、1試合1本の計2本だった。
ダブルヘッダーの両試合で、フィスクがホームランを打ったのは、キャリアを通してこの日だけだ。クルーズも、これまでは一度もなかった。一方、ダブルヘッダーが多かったことも理由の一つだろうが、ミュージアルは7度記録している。ミュージアルの通算本塁打は475本、フィスクは376本。クルーズはダブルヘッダーのホームランが、406本目と407本目だ。
また、ミュージアルは、ダブルヘッダーで計5本のホームランという、メジャーリーグ記録も保持している。1954年5月2日の1試合目に3本打ち、2試合目に2本をプラスした。こちらは、ネイト・コルバートが、1972年8月1日の1試合目に2本、2試合目に3本のホームランを記録し、ミュージアルに並んだが、彼らを上回る選手は現れていない。
ミュージアルはセントルイス・カーディナルス一筋にプレーし、コルバートはセントルイスで生まれ育った。殿堂のスタッフであるブルース・マークセンらによれば、ミュージアルが1日に5本のホームランを打った時、8歳のコルバートは球場で観戦していたという。
コルバートは通算173本塁打。ミュージアルとフィスクは、殿堂入りしている。