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シーズン2度の「3試合連続ホームラン」は3人。岡本と山川に、2度目を継続中のマーティン

宇根夏樹ベースボール・ライター
レオネス・マーティン(千葉ロッテマリーンズ)Apr 9, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 今シーズン、3試合以上続けてホームランを打った選手は、見落としがなければ、8人いる。最も長いのは、浅村栄斗(東北楽天ゴールデンイーグルス)の4試合連続だ。7月4日から8日にかけて、打ち続けた。他はいずれも3試合連続ながら、岡本和真(読売ジャイアンツ)、山川穂高(埼玉西武ライオンズ)、レオネス・マーティン(千葉ロッテマリーンズ)の3人は、このストリークを2度記録している。

 マーティンの2度目は、継続中だ。8月11日の北海道日本ハムファイターズ戦、あるいはここから出場する最初の試合でホームランを打てば、浅村の4試合連続に並び、今シーズンの最長となる。

 昨シーズンのマーティンは、2試合連続ホームランが最長だった。これは、2011年から昨年の6月までプレーした、メジャーリーグでも同じだ。ちなみに、マーティンのシーズン最多本塁打は、2016年の15本。この年はシアトル・マリナーズでセンターを守り、143試合に出場した。マイナーリーグとメジャーリーグを合算しても、1シーズンのホームランが15本を超えたことはない。日本プロ野球へ移ってから、マーティンは今までにないパワーを発揮している。

 ただ、3試合以上続けてホームランを打つのは、初めてのことではない。キューバ時代はわからないが、8年前の夏、テキサス・レンジャーズ傘下のAAAでプレーしていたマーティンは、8月11日から14日にかけて、4試合連続ホームランを記録した。

 なお、今シーズンの3試合連続ホームランのなかには、その期間が半月に及ぶものもある。高城俊人(高は「梯子高」/横浜DeNAベイスターズ)のストリークがそうだ。今シーズンのホームランは、7月22日と29日、8月5日に打った3本。この間に出場した試合は、他になかった。その後の出場もないので、こちらのストリークも継続中だ。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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