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withコロナ時代のセレブレーションはこれ!? ハイファイブやフィスト・バンプがダメなら…

宇根夏樹ベースボール・ライター
ロン・ワシントン(左)とトラビス・ダーノー Jul 13, 2020(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 新型コロナウイルスの感染を避けるため、今シーズンのメジャーリーグでは、ハイファイブやフィスト・バンプが禁止されている。日本で言えば、ハイタッチとグータッチのことだ。この措置は、日本プロ野球も同様。「NPB新型コロナウイルス感染予防ガイドライン」のなかで、「球団と関係者予防措置」の一つとして「素手でのハイタッチや握手等を控える」と記している。

 これに対応し、日本プロ野球ではエア・ハイタッチなどを行っている。一方、アトランタ・ブレーブスのロン・ワシントン三塁コーチ(元テキサス・レンジャーズ監督)は、ハイファイブやフィスト・バンプに代わる、新たなセレブレーションを「発明」した。

 ホームランを打った選手が三塁を回った直後に、ワシントンは右足を少し上げて前に出す。これに対し、選手は自分のスパイクをワシントンのスパイクに軽く当てる。文章で説明するよりも、下のツイートの動画を見てもらった方がわかりやすい。

 すでに、BreakingTでは、ワシントンとオジー・オールビースがスパイクをぶつけ合うイラストのTシャツを売り出している。そのサイトによれば、名称は「ホームラン・キックス」あるいは「アンクル・キックス」。Tシャツの値段は28ドルだ。

 ただ、このセレブレーションはもう見られないかもしれない。ソーシャル・ディスタンスのなさは別にしても、選手がワシントンの足に躓いて転び、怪我をする可能性もある。「そんな奴おれへんやろ~」と(大木こだまの声色で)言うかもしれないが、実際、マット・アダムスは躓きかけているように見える。

 また、今から10年前には、サヨナラ満塁本塁打を打ち、出迎えたチームメイトの前でジャンプしてホームインした際、着地の仕方がまずかったのか、左足首を骨折して長期欠場した選手もいた。ケンドリス・モラレス(当時はケンドリー・モラレス)のことだ。

 7月22日の試合で2本のホームランを打ったオースティン・ライリーに対し、ワシントンは2度とも足を出さなかった。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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