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現時点の二桁盗塁は、34歳の荻野貴司だけ。このままいけば史上何番目に「高年齢の盗塁王」が生まれる!?

宇根夏樹ベースボール・ライター
糸井嘉男 NOVEMBER 15, 2014(写真:アフロスポーツ)

 7月14日の試合で、荻野貴司(千葉ロッテマリーンズ)は盗塁を2度決め、シーズン全体の盗塁を11とした。その後の5試合は盗塁がなく、失敗が1度ながら、荻野に続く二桁盗塁は、いまだに現れていない。パ・リーグの2位は8盗塁の西川遥輝(北海道日本ハムファイターズ)、セ・リーグの1位は7盗塁の近本光司(阪神タイガース)だ。

 まだ気が早いものの、荻野が最後まで1位をキープすれば、あるいは途中で追い抜かれても再び1位に返り咲いてシーズンを終えれば、「30代の盗塁王」――その年の6月30日時点で30歳以上だった盗塁王――としては、延べ19人目となる。

筆者作成
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 1985年10月21日生まれの荻野は、現在34歳だ。この年齢の盗塁王は、1978年の柴田勲、1982年の福本豊、1993年の大石大二郎、2016年の糸井嘉男(現・阪神タイガース)だけ。6月30日時点で35歳以上だった盗塁王は皆無だ。その年のレギュラーシーズンが終わる前に35歳の誕生日を迎えたのも、糸井しかいない。

 また、それまでに何度も盗塁王を獲得してきた柴田、福本、大石の3人と違い、糸井は2016年に初めて盗塁王となった。荻野も、これまでの順位は2017年のリーグ3位(26盗塁)が最高。昨シーズンの28盗塁は自己最多ながら、順位は4位だった。今シーズン、盗塁王を獲得すれば、初めてこのタイトルを手にした選手のなかでは、糸井と同じか、誕生日からすると糸井に次ぐ高年齢となる。

 今シーズンの荻野は、出塁率も例年より高く、4割を超えている。リーグ6位の.427だ。このままいくとは限らないが、34歳にして初めて盗塁王を獲得してもおかしくない。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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