広島東洋の「1イニング11安打」よりも多かったのは…
7月11日、広島東洋カープはナゴヤドームで中日ドラゴンズと対戦し、3回表に11安打を記録した。1イニング11安打は、調べた限りでは、2018年7月31日の北海道日本ハムファイターズ(対千葉ロッテマリーンズ)以来のようだ。北海道日本ハムは、釧路市民球場で1回裏に11安打を連ねた。セ・リーグでは、2015年7月21日の東京ヤクルトスワローズ(対横浜DeNAベイスターズ)以来らしい。こちらは横浜スタジアム。イニングは9回表だった。
ただ、1イニング11安打はこの3試合だけではなく、さらに上の試合も存在する。1イニング12安打以上は4試合を数え、そのうちの1試合は1イニング13安打だ。1992年7月15日に平和台球場で行われた西武ライオンズ対福岡ダイエーホークスの試合で、5回表に西武が記録した。
また、直近の1イニング12安打は、千葉ロッテが2009年6月11日に記録している(千葉マリンスタジアム/6回裏)。その時の相手は、広島東洋だった。この試合に出場した広島東洋の選手のうち、小窪哲也と石原慶幸の2人は、今も球団に在籍。小窪は6月26日に登録を抹消され、現在は二軍でプレーしているが、石原は出場選手として登録されている。
もっとも、今シーズン、石原の出場は7月2日の1試合しかない(小窪は6月20日と23日に、いずれも代打で2打数0安打)。この試合で、會澤翼に代走が出た後、2イニングでマスクをかぶった石原に、打席は回ってこなかった。
なお、7月11日の試合は、最初から最後まで坂倉将吾がマスクをかぶった。3人が代打として出場したが、石原の出番はなかった。