開幕カードの結果とシーズン順位の関係は? 読売は8年連続勝ち越し、中日は8年ぶりに勝ち越し
今シーズン最初の対戦カードが終わった。読売ジャイアンツ(3勝0敗)は開幕カードの勝ち越しを8年連続とし、オリックス・バファローズ(1勝2敗)は9年続けて負け越した。中日ドラゴンズ(2勝1敗)は8年ぶりに開幕カードで勝ち越し、2013年からの連続負け越しを7年でストップさせた。
過去10シーズン(2010~19年)の開幕カードの結果とシーズン順位は、以下のとおり。勝ち越した56チームのうち、39チーム(69.6%)は1~3位でシーズンを終えた。一方、負け越した56チーム中、1~3位は19チーム(33.9%)にとどまる。
開幕カードで勝ち越したチームのシーズン順位は、1位が13チーム、2位が11チーム、3位が15チーム、4位が7チーム、5位が6チーム、6位が4チーム。負け越したチームの順位は、上から、6チーム、8チーム、5チーム、12チーム、11チーム、14チームだ。互いに星を分け合った開幕カード(1勝1敗1分、1勝1敗)は、含んでいない。
開幕カードは、シーズン全体からすれば3%に満たない。今シーズンも、120試合中3試合なので、2.5%だ。けれども、シーズン最初の3試合(あるいは2試合)の結果は、最終的な順位とまったく無関係ではないように見える。
今年の阪神タイガースのような開幕カード3連敗は、過去10年に14チームが喫している。そのうち、12チームのシーズン順位は4~6位。1~3位は、昨年の埼玉西武ライオンズ(1位)と一昨年の北海道日本ハムファイターズ(3位)だけだ。
それに対し、開幕カード3連勝のシーズン1~3位は、9チーム。最下位は2014年の東北楽天ゴールデンイーグルスしかなく、1位(4チーム)が最も多い。もっとも、今年3連勝の読売は、3年前の開幕カードで中日に3連勝と好スタートを切りながら、シーズン順位は4位に終わっている。その前年も、読売は開幕カードで東京ヤクルトスワローズに3連勝。この年は2位に位置したが、最終的な貯金はわずか2だった。