読売の6000勝に続いて、今シーズンは2球団が5000敗に到達か。東北楽天は1000勝まで…
開幕戦の白星により、読売ジャイアンツが日本プロ野球初の通算6000勝に到達した。これは、2番目に多い福岡ソフトバンクホークス(5337勝)より650勝以上も多い。通算勝率.540以上の球団も、読売(.583)以外にはない。
一方、中日ドラゴンズと北海道日本ハムファイターズは、通算5000敗が近づいている。中日はあと5敗なので、早ければ今月中に達する。北海道日本ハムも、今シーズン中に到達する可能性は高い。開幕戦で黒星を喫し、通算5000敗まで45敗。過去5シーズンのうち、最も黒星が少なかったのは、2016年の53敗だ。143試合で53敗の割合を120試合に換算すると、44~45敗となる。昨シーズンの46敗目は、開幕からちょうど100試合目だった。
もっとも、通算5000敗は、すでに3球団が記録している。いずれも昨シーズンに到達。6月15日に横浜DeNAベイスターズが、より球史の長い6球団を「追い越して」先陣を切り、8月14日にオリックス・バファローズ、9月10日に阪神タイガースが続いた。
この他、1000区切りのマイルストーンでは、創設16年目の東北楽天ゴールデンイーグルスが、通算1000勝まで39勝としている。こちらは、過去5シーズンで最も少ない2015年の57勝を、120試合に換算しても47~48勝となる。昨シーズンの40勝目――今シーズンの開幕戦白星で1000勝まで39勝――は、81試合目だった。
なお、千葉ロッテマリーンズの通算勝率はほぼ5割ながら、シーズン終了時に通算勝敗で負け越し、勝率が5割を下回ったことは、これまでに一度もない。