初のドラフト全体1位が救出したのは◆カナダ生まれの3人が揃って出場した球団は…【4月25日のMLB】
◆1976年4月25日
シカゴ・カブスのリック・マンデーが、星条旗を救う。ドジャー・スタジアムで行われていた試合中、外野席からフィールドへ降りてきた2人の男が、アメリカ国旗を燃やそうとした。そこへ、センターを守っていたマンデーが斜め後方から駆け寄り、国旗を掴んで走り抜けた。1965年に初めて催されたドラフトで、マンデーはカンザスシティ・アスレティックスから全体1位指名を受けて入団。翌年から1984年まで、19シーズンにわたってメジャーリーグでプレーした。通算1986試合に出場し、打率.264(6136打数1619安打)、出塁率.361、241本塁打、98盗塁。また、トム・シーバーに対しては、打率.349(86打数30安打)、出塁率.456、11本塁打。マンデーが二桁のホームランを打った投手は、シーバー以外に皆無。シーバーが二桁のホームランを打たれた打者も、マンデーの他にはいない。
◆1995年4月25日
257日にわたるストライキが終わり、シーズンが開幕する。この日は、フロリダ・マーリンズの本拠地、ジョー・ロビー・スタジアムの1試合。ロサンゼルス・ドジャースが8対7で勝利を収めた。
◆2015年4月25日
トロント・ブルージェイズのスターティング・ラインナップに、カナダ生まれの野手が3人並ぶ。ブルージェイズのみならず、他球団を含めても初。「6番・捕手」のラッセル・マーティンは、オンタリオ州イースト・ヨークで生まれた。「7番ライト」のマイケル・ソーンダースはブリティッシュ・コロンビア州ビクトリア、「9番レフト」のダルトン・ポンペイはオンタリオ州ミシサガ。3人とも、カナダの高校を卒業した。なお、試合が行われたのはカナダではなく、タンパベイ・レイズの本拠地、トロピカーナ・フィールド。
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