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昨年の浅村とブラッシュは、NPB史上2組目の「150三振デュオ」だった

宇根夏樹ベースボール・ライター
Z.コザート(左)とJ.ブラッシュ/中央はC.ローレンス May 6, 2018(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 昨シーズン、東北楽天ゴールデンイーグルスの浅村栄斗ジャバリ・ブラッシュは、162三振と157三振を喫し、史上2組目の「150三振デュオ」を結成した。それまでは、2015年に埼玉西武ライオンズで172三振と153三振の、中村剛也エルネスト・メヒアしかいなかった。

 ちなみに、1シーズンに150三振以上を喫した打者は、延べ31人を数える。ラルフ・ブライアントは5度、中村は3度、タイロン・ウッズトニ・ブランコ、メヒアの3人は2度ずつだ。

 もっとも、昨シーズンの浅村とブラッシュは、「30本塁打デュオ」と「80四球デュオ」でもあった。ともに33本のホームランを打ち、四球は93と81(敬遠四球は9と2)。打率はどちらも2割6分台ながら、浅村はリーグ9位の出塁率.372、ブラッシュは4位の.397を記録した。一方、2015年の「150三振デュオ」は、「30本塁打デュオ」でも「80四球デュオ」でもなく、出塁率も2019年の2人ほど高くなかった。

筆者作成
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 また、浅村とブラッシュを除くと、昨シーズンの「30本塁打以上&80四球以上」は、43本&86四球の山川穂高(埼玉西武)と35本&110四球の山田哲人(東京ヤクルトスワローズ)だけ。「30本塁打以上&出塁率.370以上」も3人、43本&.372の山川と35本&.401の山田に、40本&.396の坂本勇人(読売ジャイアンツ)だった。言うまでもないが、浅村とブラッシュと違い、山川、山田、坂本は、別々のチームにいる。

 なお、昨シーズンの150三振以上が3人――浅村とブラッシュ、184三振の村上宗隆(東京ヤクルト)――は最多タイ。こちらは、2014年に続く2度目だ。この年は、広島東洋カープのブラッド・エルドレッドが169三振、阪神タイガースのマウロ・ゴメスが166三振、埼玉西武のメヒアが156三振を喫した。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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