秋山翔吾のレッズ入団により、どちらも「出塁マシン」の1・2番デュオが誕生!?
来シーズンから、秋山翔吾はシンシナティ・レッズでプレーする。ニューヨーク・ポストのジョエル・シャーマンが、3年契約で合意に達したとツイートした。
これにより、レッズには「出塁マシン」が2人揃う。秋山とジョーイ・ボトーだ。ここ5シーズン(2015~19年)のトータルで、秋山は出塁率.399、ボトーは.426を記録している。
このスパンに日本プロ野球で2000打席以上の選手のなかで、秋山の出塁率は6位に位置する。柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス)の.442、近藤健介(北海道日本ハムファイターズ)の.423、鈴木誠也(広島東洋カープ)の.413、山田哲人(東京ヤクルトスワローズ)の.408、筒香嘉智(横浜DeNAベイスターズ/現タンパベイ・レイズ)の.401に次ぎ、同じ.399ながら丸佳浩(現・読売ジャイアンツ)をわずかに上回る。一方、メジャーリーグで2000打席以上のうち、ボトーよりも出塁率が高いのは、.435のマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)だけだ。
2019年の秋山は、主に1番打者として、埼玉西武ライオンズのラインナップに名を連ねた。ボトーの打順は、2番が多かった。ともに左打者とはいえ、来シーズン、彼らは1・2番デュオを形成してもおかしくない。
もっとも、秋山がメジャーリーグに適応できるかどうかは、まだわからない。メジャーリーグ1年目に規定打席をクリアして出塁率.360以上を記録した日本人選手は、2001年のイチロー(.381)しかいない。秋山は2019年まで出塁率.385以上を5年続けているが、イチローは2000年まで7年連続.410以上だった。また、2019年のボトーは、4年続いていた出塁率.415以上が途切れただけでなく、キャリアワーストの.357に終わった。現在の年齢は36歳。復活することなく、このまま沈んでいく可能性もある。