コールの契約は「9年3億2400万ドル」から「10年3億6000万ドル」にアップする!?

ゲリット・コール Oct 27, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 ゲリット・コールがニューヨーク・ヤンキースと交わした契約は、9年3億2400万ドル(20002020~28年)だ。2024年のシーズン終了後、コールはこの契約をオプト・アウトする(自ら打ち切ってFAになる)ことができる。この時点で、契約の残りは4年1億4400万ドルだ。その年の9月に、コールは34歳の誕生日を迎える。

 一方、コールがオプト・アプトしても、ヤンキースは交渉することなく、コールをつなぎ止められる。ジ・アスレティックのケン・ローゼンタールが新たに報じたツイートによると、年俸3600万ドルをあと1年追加すれば、オプト・アウトを無効にできるという。その場合のトータルは、10年3億6000万ドル(20002020~29年)となる。

 現時点では、こういったことが起きる可能性は低い。30代半ばの年齢からすると、コールはオプト・アウトしないだろうし、仮にそうしても、ヤンキースが5年1億8000万ドル(1億4400万ドル+3600万ドル)を費やして引き留めるとも思えない。

 コールを含め、総額1億5000万ドル以上の契約を手にした延べ38人のうち、契約1年目の年齢(6月30日時点)が30歳以上の選手は15人を数える。けれども、そのなかに34歳以上は皆無。投手に限れば、32歳のザック・グレインキー(現ヒューストン・アストロズ)が最高齢だ。

 グレインキーは、ロサンゼルス・ドジャースと6年1億4700万ドル(2013~18年)の契約を交わしていたが、2015年のオフにそれをオプト・アウトしてFAになり、6年2億650万ドル(2016~21年)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスに入団した。これは、32~37歳の契約だ。この夏、ダイヤモンドバックスはグレインキーをアストロズへ放出した。

 5年後にコールがオプト・アウトすることがあるとすれば、「コール・トレイン」が減速することなく走り続け、なおかつ、先発投手の相場が高騰している場合だけだろう。