2010年代の奪三振王。最多奪三振はメッセンジャー、最多タイトルは則本

則本昂大/2017年のWBC MARCH 12, 2017(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

 2010年代(2010~19年)に最も多くの三振を奪った投手は、今シーズン限りで引退したランディ・メッセンジャーだ。日本プロ野球で投げた10シーズンは、ディケイドにぴったり一致。1475奪三振は、2番目に多い金子弌大(現・北海道日本ハムファイターズ)と200以上の差がある。1年目の2010年と最終年の2019年を除き、メッセンジャーは8年続けて120三振以上を奪い、2013年(183奪三振)と2014年(226奪三振)はタイトルを手にした。

筆者作成
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 メッセンジャーの他にも、このディケイドに奪三振王のタイトルを2度以上獲得した投手は4人いる。ダルビッシュ有(現シカゴ・カブス)、前田健太(現ロサンゼルス・ドジャース)、菅野智之(読売ジャイアンツ)は、メッセンジャーと並ぶ2度。則本昂大(東北楽天ゴールデンイーグルス)はデビュー2年目の2014年から2018年まで、5年続けて奪三振王となった。なお、ダルビッシュは2010年代(2007年)にも、このタイトルを獲得。メジャーリーグでも、2013年にア・リーグ最多の277奪三振を記録している。

 則本はこれまで、1イニング当たり1三振以上(奪三振率9.37)を奪い、対戦した打者の4人に1人(25.4%)を三振に仕留めている。ただ、後者に関しては、2010年代の奪三振トップ10にいる投手のベストではなく、同じく25.4%の杉内俊哉がわずかに上回る。則本の25.351%に対し、杉内は25.352%だ。杉内の奪三振率とK%は、2010年代(2010~15年)だけでなく2000年代(2002~09年)を含めた通算でも、9.28と25.3%と高かった。

 2010年代に最も多くの白星を挙げた投手、最も多くのホームランを打った選手については、それぞれこちらで書いた。

2010年代の最多勝投手は。ディケイド勝利ランキング

2010年代「ディケイド本塁打」ランキング。最多はバレンティン。阿部慎之助は2000年代も200本