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2019年のMLB。ホームランと三振に加え、死球も歴代最多を更新。二塁打と四球はここ10年の最多

宇根夏樹ベースボール・ライター
カルロス・サンタナ(クリーブランド・インディアンズ)Sep 22, 2019(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 2019年のメジャーリーグでは、6776本塁打と4万2823三振が記録された。ホームランはそれまで最も多かった2017年の6105本を大きく上回り、三振は12年続けて歴代最多を更新した。さらに、死球も2年連続の新記録となった。2018年は1922死球、2019年は1984死球だった。

 他にも、8531二塁打と1万5895四球は、いずれも2010年以降では最も多く、それぞれ歴代13位と10位にランクインした。一方、776犠打は、1900年(8球団)の806犠打を下回る歴代最少(1894年以降)。2012年から、毎年減り続けている。

筆者作成
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 なお、2019年にミネソタ・ツインズの打者が打った307本塁打とボルティモア・オリオールズの投手が打たれた305本塁打は、どちらも1チームの歴代シーズン記録を塗り替えた。デトロイト・タイガースの打者が喫した1595三振もそう。ヒューストン・アストロズの投手が奪った1671三振は、前年に同じくアストロズが記録した1687奪三振に次いで多かった。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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