本塁打王×被本塁打王。2010年代に最も多くのホームランを打った打者と打たれた投手の対戦結果は?

ジェームズ・シールズ AUGUST 3, 2014(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 2010年代の「ディケイド本塁打王」は346本のネルソン・クルーズ(現ミネソタ・ツインズ)、「ディケイド被本塁打王」は262本のジェームズ・シールズだ。このディケイドにおける2人の対戦は、36打席を数える。

 最も多くのホームランを打った打者と最も多くのホームランを打たれた投手が対戦しているのだから、その結果は……と思いきや、ホームランは2014年4月27日の1本だけ(33打数8安打)。2000年代(2007年)の3打席とポストシーズン(2010~11、14年)の8打席を含めても、ホームランはこれ以外にない。

 クルーズの場合、シールズに限らず、2010年代の被本塁打トップ10――「トップ」と称するのが妥当かどうかはさておき――に並ぶ他の9投手からも、そう多くのホームランは打っていない。ただ、マックス・シャーザー(現ワシントン・ナショナルズ)とジャスティン・バーランダー(現ヒューストン・アストロズ)の2人からは、ポストシーズンでそれぞれ2本塁打を記録した(7打数4安打と9打数3安打)。また、デビッド・プライス(現ボストン・レッドソックス)に対しても、2010年代のレギュラーシーズンは1本塁打(29打数7安打)ながら、ポストシーズンでは2本塁打(13打数5安打)だ。

筆者作成
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 一方、シールズは、2010年代の本塁打5位(285本)に並ぶマイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)とホゼ・バティスタの2人に、ホームランを5本ずつ打たれている(16打数8安打と29打数6安打)。これは、2010年代にシールズが1人の打者に打たれた最多の本数だ。トラウトにはポストシーズンでも1本塁打(2打数1安打)。完全にカモにされた。

 トラウトが最も多くのホームランを打っているのは、8本のフェリックス・ヘルナンデス(88打数31安打)だが、シールズとフェリックスがトラウトと対戦した打席と打数を比べると、どちらも4倍以上の差がある。トラウトとフェリックスはずっとア・リーグ西地区でプレーしてきたが、シールズは一度もア・リーグ西地区の球団に在籍していない。